歌好き侍のブログ

こんにちは!このブログは基本的にBUMP OF CHICKENの曲を楽しもう!というブログです。できるだけ長く続くよう頑張ります!

GO by BUMP OF CHICKEN ~でこぼこ丸い地球の上~

今回はBUMP「GO」について語っていきます!!!

ソース画像を表示

 

この曲は2016年に発売されたアルバム「Butterflies」に収録された曲です。

アルバム曲ですが、アニメのOP起用やMVの一般公開など知名度も高く、ファンからの人気を集める一曲となっています。

また、近年のライブでは登場する機会が多く、

僕の初ライブ参戦となった「aurora ark」では、前奏に新しく歌詞を加えたverを披露しており、聴くたびに新鮮さを感じる曲になっていると思います。

それでは歌紹介に移りましょう!!!

 

👇MVはこちらから👇

youtu.be

<歌詞>

(1番)

歩くのが下手って気付いた ぶつかってばかり傷だらけ
どこに行くべきかも曖昧 でこぼこ丸い地球の上
叱られてばかりだったから 俯いたままで固まった
遠くで響くトランペット 固まったままで聴いていた


途方に暮れて立ち止まって 泣いたら出来た水たまり
映した無数の煌き 懐かしい声で囁くよ


心が宝石を生む度に 高く浮かべて名前付けた

忘れられてもずっと光る 星空は君が作ったもの
体は必死で支えている どこであろうとただついていく
強くなくたって笑いたい 涙を拭った勇気の手

(2番)
皆が走って先急ぐ サーカスが来たってはしゃいでいる
なんとなく僕も走りたい チケットも持っていないのに
叱られるって思い込む 何か願った それだけで
ぶつかってばかり傷だらけ だけど走った地球の上


どうしたくてこうしたのか 理由を探すくせがある
人に説明出来るような 言葉に直ってたまるかよ


とても素晴らしい日になるよ 怖がりながらも選んだ未来
君の行きたい場所を目指す 太陽は今日のためにあった
体は本気で応えている 擦りむく程度はもう慣れっこ
喜んでいいものなのかな 一生今日が続いて欲しい

(Cメロ)
誰かが誰かを呼んだ声 知らない同士 人の群れ
辺りは期待で溢れた 僕だって急いで走った
何かが変わったわけじゃない 何かが解ったわけじゃない
ゴールに僕の椅子はない それでも急いで走った
思いをひとりにしないように

(最後サビ)
とても素晴らしい日になるよ 選ばれなくても選んだ未来
ここまで繋いだ足跡が 後ろから声を揃えて歌う
心が宝石を生む度に 高く浮かべて名前付けた
強くなくたって面白い 涙と笑った最初の日


何かが変わったわけじゃない 何かが解ったわけじゃない
でこぼこ丸い地球の上
誰かが誰かを呼んだ声 知らない同士 人の群れ
でこぼこ丸い地球の上

 

 

この曲から元気をもらった人も多いのではないでしょうか。

特に「とても素晴らしい日になるよ」でのBUMPが背中を押してくれる感がいいですよね。

また、イントロのワクワク感も外せないです。。。。

それでは、1番からこの歌を語っていきたいと思います!!

 

①1番終わりまで

「歩くのが下手って気付いた ぶつかってばかり傷だらけ
 どこに行くべきかも曖昧 でこぼこ丸い地球の上」

まず、はじめは自分自身の歩き方や目的地、つまりは「生き方」が下手だという自覚からこの歌は始まります。

そして、この表現、「でこぼこ丸い地球の上」。

地球のイメージを聞くと、大抵は「青い」だとか「丸い」ことが挙がります。

また、外から他の惑星を見ると球に見えるように、地球を外から見るとそれは「球」と表現できると思います。

けれど実際、地球上で生きる我々はその高低差だとか地形差などの「でこぼこ」と共に生活をしています。

それと同じで、自分の内面も外(他人)から見た時には違和感を覚えなくても、自分上(自分の中)から見れば多数の「でこぼこ」を抱えて生きているということ。

この、自分の生き方と地球の事実を組み合わせている所が凄いです。。。。

 

<僕の好きポイント>

1番はサビ前の

「途方に暮れて立ち止まって 泣いたら出来た水たまり
 映した無数の煌き 懐かしい声で囁くよ」

1番の序盤で、自分の生き方を自覚して途方に暮れてしまった自分。

そんな自分は「悲しみ」だとか「やるせなさ」などを感じます。

そして、泣いたら出来た水たまり。

それがいわば、自分の中にあるモノを写す「鏡」になってくれる。

写ったものは、自分がこれまで生きてきた中で出会った煌きたち。

この自分を見つめ直す機会を「涙の水たまり」で表現してくるトコが藤原さんなんですよねぇ。。。

 

サビに移動します。

「心が宝石を生む度に 高く浮かべて名前付けた

 忘れられてもずっと光る 星空は君が作ったもの」

思い出に残る記憶、大切な記憶、そのようなモノに出会う事。

それを「心が宝石を生む」という言葉で表現していると思います。。。

いや、すんごい言葉選びなんだよなぁ・・・・

そしてそれは、自分の中で星のような存在となってくれると。。。

そういう自分を照らしてくれるモノは、「君自信」が出会ってきた(作ってきた)んだよ。というメッセージですね。。。

 

「体は必死で支えている どこであろうとただついていく
 強くなくたって笑いたい 涙を拭った勇気の手」

ここはBUMP特有の「心」「体」の関係ですね。。。。

「体」は「心」の外を構成する、いわば「心」を支えるモノ。

それは「心」が向かう方向についてくる、いつだって「味方」の立場にいる存在です。

そして「体」は「心」が強くなくても笑って欲しい。

だからこそ「心」が流す涙を、「体」である勇気の手が拭うという構図になる。。。

 

②2番終わりまで

「皆が走って先急ぐ サーカスが来たってはしゃいでいる
 なんとなく僕も走りたい チケットも持っていないのに」

一番では固まった状態でいた自分に、ここでは周りに影響されてですが、行動し始める意志が生まれ始めます。

そして次の歌詞、

「叱られるって思い込む 何か願った それだけで
 ぶつかってばかり傷だらけ だけど走った地球の上」

「心」の考え、その臆病な気持ちが1行目で表現されます。

しかし、次の2行目で「体」部分が言及されます。

「体」についた傷は、今まで確かに自分が生きてきた証拠であり、地球の上を走ってきた記憶を「体」はちゃんと覚えているよ。と。

 

「どうしたくてこうしたのか 理由を探すくせがある
 人に説明出来るような 言葉に直ってたまるかよ」

「心」は自分の行動一つ一つを納得させるために理由を探します。。

そうやって、自信のない自分を「正しく」したいんですよね。。。

けれど、ここでは「自分の行動が人に説明できる理由で成り立つモノ」に収まってたまるかよ。という開き直りに似た立ち直りをします。

この発想というか立ち直り方が、BUMPの励まし方の一つとして良い役割を果たしていると思います。。。

 

<僕の好きポイント>

「とても素晴らしい日になるよ 怖がりながらも選んだ未来
君の行きたい場所を目指す 太陽は今日のためにあった」

この「太陽さえも君の味方だと」という応援を

「君の行きたい場所を目指す 太陽は今日のためにあった」で表現してくるとは!

また、完全には自分が選択することへの不安は取り除けないんですよね。

いくら他の人に、俺がついてる!と仲間になってもらっても心のどこかに残る。

だからこその、「怖がりながらも選んだ未来」。

そしてそれは、そういう「事実」込みでの君の選択を肯定してくれる言葉、

「とても素晴らしい日になるよ」に繋がるんですよね。。。

拭えない事実を受け入れて、聴く人に勇気を与えてくれるBUMPの良さがここでは出ていると思います。

 

③Cメロ

「誰かが誰かを呼んだ声 知らない同士 人の群れ
 辺りは期待で溢れた 僕だって急いで走った」

 「誰かが誰かを呼ぶ」、それはつまり必要としてる誰かを呼ぶこと。

周りの人達は自分かもしれないという期待で走り出す。

そして、「自分」も完全に自信を持てたわけでは無いが、

急いでその場所を目指し始める・・・

 

<僕の好きポイント>

「何かが変わったわけじゃない 何かが解ったわけじゃない
 ゴールに僕の椅子はない それでも急いで走った」

何かが変わっても分かったわけでもなく、自分に大きな変化が訪れた訳でもない。

けれど、ここでは「変われた自分」が表現されている。

自分に完全な自信は出来ていないが、前までの自分が動けなかった場面で、はっきりした理由も無いのに走れている。

そして、その「動き始めた心」を一人にしないように「体」はしっかり付いていく。

この、今までの流れが全て繋がるこの場面が良いんですよね。

それと、コーラス部分の「オオーオオ」の部分も好きです笑

 

④最後サビ

「とても素晴らしい日になるよ 選ばれなくても選んだ未来
 ここまで繋いだ足跡が 後ろから声を揃えて歌う」

「選ばれなくても選んだ未来」。この言葉が最強ですね。。

結局、理由を上手く作れなくても、生き方が下手でも自分から行動を起こす(選ぶ)ことは出来るんだ。という自分の目覚め。

そしてそれを応援する、今まで生きてきた中で出会った出来事や気持ち達。

まるで世界が祝福してくれるような感覚を体験させてくれるこの歌詞には、魔力というか不思議な力を感じました。

 

そして、次の

「強くなくたって面白い 涙と笑った最初の日」

 最初に流れた涙(悲しみや弱さ)は、水たまりとなり自分の心と向き合うきっかけとなってくれました。

そしてここでは「涙と笑う」こと、つまりは「自分の弱さ」と生きていくんだ。という

自分の新たな決意を持ったことが歌われます。

だからこそ「強くなくてもいい」という結論に到達できたんですよね。。

 

最後に、「でこぼこ丸い地球の上」が繰り返されます。

最初に登場したこの歌詞は「不完全だとか生きにくさ」の意味合いに近いものでした。

しかし、自分の生き方はそういう「でこぼこ」と共に生きていくことです。

よって、最後のサビまでの自分の心の変遷を踏まえると、

ここでは「不完全ゆえの愛すべき道(生き方)」という意味合いに受け取り方が変化しているように自分は感じました。

 

自分の弱さ、不完全な自分と生きていくという事。

そして、そんな自分に勇気をくれる一曲だと僕は思いました。

 

<まとめ>

この曲はホントに勇気をもらえますね・・・!!!

語ってみると、また新たな魅力に気づけました!!!

また、ライブ「BFLY」や「aurora ark」では前奏部分に藤原さんのコーラスや歌詞が追加され、さらに綺麗な心に響く一曲となっております。。。ぜひ・・・・

 

 

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Gravity by BUMP OF CHICKEN ~裸足のメロディー歌うから~

今回はBUMP「Gravity」について語っていきます!!!

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ついに、待ちに待った新曲です!!! 

この曲は、映画「思い、思われ、降り、降られ」の主題歌となっています。

BUMP初の恋愛ジャンルの主題歌ですね・・・・・!!!

と、MVを見に行くと君との日々や別れの儚さマシマシで温度差くらってました笑笑

それでは早速、曲紹介に参りましょう!!!

 

👇MVはこちらから👇

youtu.be

<歌詞>

(1番)

帰ろうとしない帰り道 いつもどおり

視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった

空を割る夕方のサイレン 給水塔の下 あれは蝙蝠

 

僕らは時計を見ないようにしていたけど

そんな風にして時間に気付いてしまうから

かき消すように喋ろうとして

なんだかやっぱり黙ってしまう

 

君の影の 君らしい揺れ方を

眺めているだけで 泣きそうになったよ

 

見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる

そんなの全て飛び越えて 子供のまま笑って

裸足のメロディー歌うから いつも今を許してしまう

笑顔のまま ずるいよな

 (2番)

いつの日か どっちかが遠くに行ったりして

会えなくなったりするのかな 今が嘘みたいに

じゃあまた会えた時 今みたいに

黙ったままで側にいられるのかな

 

大人っぽく振る舞ったり 尖ってみせたり

刺さった時に誤魔化して 変な感じになったり

そういうの まとめて愛せるくらいに

僕らは僕らを信じられていた

 

わりと同時に くしゃみしちゃうのが

面白かったよ 泣きそうになったよ

 

今日が明日 昨日になって 誰かが忘れたって

今君がここにいる事を 僕は忘れないから

見えない涙拭って 謝るように笑って

触ったら消えてしまいそうな 細い指の冷たさが

火傷みたいに残っている

 (最後サビ)

見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる

せーので全て飛び越えて 僕らのまま笑って

裸足のメロディー歌うから そして一緒に手を振るんだよ

笑顔のまま またねって

 

雨でも晴れでも 空のない世界でも

また明日 明日が ちゃんときますように

一緒じゃなくても 一人だったとしても

また明日の中に 君がいますように

 

恋愛映画の主題歌だから、「新世界」よりのストレートな愛を伝えてくると思いきや、別れを意識させるような曲にしてくるとは・・・・!!!! 

そういや映画「ふり、ふら」でも恋愛の葛藤や切なさがピックアップされていたので、そこに刺さるようになっているんですかね・・・・

ED曲中のED曲ですよこれ・・・!!!

それでは、語っていきましょう!!!

 

①1番終わりまで

「帰ろうとしない帰り道 いつもどおり

視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった」

来ました!!!開幕から「藤原基夫構文」!!!

(「藤原基夫構文」ー「(A)じゃない(Aの逆)」という文。

例は「忘れられない忘れ物(月虹)」、「痛まないけど治らない傷(アリア)」)

いやぁ、やっぱり僕はこの表現法が凄い好きなんですよねぇ。。。。。

そして歌詞の方は、

いつも、帰り道は君と過ごせる時間であることが分かりますね。

だからこそ、帰る時間自体をずっと過ごしたいという気持ちが表れます。

 

そして次の「視界の隅っこ~」は、

君を見ていないということ、ここでは帰り道を君と歩いていることから

君と同じ方向を向いて進んでいると解釈しました。

これは帰り道だけではなく、君と一緒に生きていること、

つまりは同じ未来へ進んでいることが表現されていると思います。。。

また、視界の隅っこで見るという事は歩きながら横眼を使っているわけですから、君のこと意識しまくってますね。

そして、その時の君の様子を鼻をすする音で表現しているので、ここでは会話は無い状態なのかな。と感じました。

聴覚で君を表現する際に、まず「声」が最大特徴となるはずなので・・・

 

「空を割る夕方のサイレン 給水塔の下 あれは蝙蝠」

「夕方のサイレン」、つまりお別れの時間に近いことが分かります。

また、「空を割る」という表現は、世界を割るようなインパクトの他に、「君」と「僕」の距離も分かつモノであるという意味を持たせているのかな・・

そして「給水塔」「蝙蝠」・・・・・・なぜ??・・・・

 

まず、給水塔は「重力」を使って水圧を与える仕組みを持っています。

そしてそれは、給水塔の上から下に向かって作用しています。

つまり給水塔の下は、「重力」というルールに従っているわけです。

そしてこの場面では、空からの「チャイム」という時間のルールと直面します。

 

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そして、「蝙蝠」の特徴として天井に逆さまに止まる性質が挙げられます。

これは地球のルールである「重力」に逆らっていますね。。。

そして、僕らの気持ちも「お別れしたくない」という時間のルールに抗う気持ちであふれています。

この共通性から、このフレーズになったのではないのかなと推理しました。

 

また、蝙蝠は超音波を使って意思疎通をするという性質があります。

つまりは言葉を使わずともお互いの意思が分かるんです。。。

これも「僕」と「君」の関係性としての意味を含んでいると思います。

 

 

「僕らは時計を見ないようにしていたけど

 そんな風にして時間に気付いてしまうから」

お互いに時間という最大の障壁を意識しないようにしていますが、チャイムによって気づかされてしまう・・・

「かき消すように喋ろうとして なんだかやっぱり黙ってしまう」

頭に「お別れ」が浮かんでしまい、それを意識の外に追い出したい。

けれど適格な一言が浮かばないまま、また静寂に戻る。。。

 

 

 「君の影の 君らしい揺れ方を

 眺めているだけで 泣きそうになったよ」

ここはマジで凄いです。。。。「影」が着目点かぁ・・・・

ここまで、「君本体」の様子に言及していないんですよね。。。

多分、君の周りのことからだけでも君のことが分かる。という関係を表現するためかな。と感じました・・・!!!

そして「君の影」から伝わる「安心」や「別れの不安」が入り混じった思いを実感し、泣きそうな気持ちになる。。。。

 

サビに入ります。

「見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

 今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる」

今の別れの場面で浮かんだ色んな言葉たちを、繋げたとしても自分の本当に伝えたい気持ちからは遠ざかってしまう。

伝えたい想いは単純なモノで、それ以外は本当に必要ではないから。

だからこそその想いは、外に出すか出さないかの胸の中で声を上げる。

 

「そんなの全て飛び越えて 子供のまま笑って

 裸足のメロディー歌うから いつも今を許してしまう」

そういう葛藤を飛び越えて、君が子供のように純粋に笑う。

ここで君の表情がやっと登場しましたね。。。

また、メロディーは藤原さんにとって、

他人に自分を伝える手段であると考えられるので、

「裸足のメロディー」は「何も取り繕っていない君の気持ち」ですかね。。。

それが「僕」に伝わるからこそ、

「君とお別れしないといけない今」をいつも許してしまうのかなぁ。

 

「笑顔のまま ずるいよな」

「僕」も笑顔でその時間を受け入れざるを得ない・・・

いやぁ、そりゃ君以外のコトから君が分かるんだから、こんな直接的な表情に言われたら受け入れざるを得ないよなぁ・・・ずるいなあ・・・

というか、「ずるいよな」って言葉選びがずるいわ!!!

 

②2番終わりまで

「いつの日か どっちかが遠くに行ったりして

 会えなくなったりするのかな 今が嘘みたいに」

ここで一時的ではなく、長い別れについての不安が起こります。

 

「じゃあまた会えた時 今みたいに

 黙ったままで側にいられるのかな」

ここが本当に重要部分ですね。。。

別れた後に再会しても、「今の君」とその未来を過ごせるのか。というコト。

この黙ったままお互いが分かる関係性は今しか無いのではないか。。。。

そしてそれは、毎回のお別れにも少なからず感じているモノだと思います。

 

「大人っぽく振る舞ったり 尖ってみせたり

 刺さった時に誤魔化して 変な感じになったり」

「僕」がどれほど違う振る舞いをしても、「僕」の根冠は変わりません。

それは「君」が当然理解しているはず。

けれど、その振る舞いで「君」を傷つけてしまった時の、その後のギクシャク。

お互いを理解しているからこその、「距離感のくずれ」ですかね。

 

「そういうの まとめて愛せるくらいに

 僕らは僕らを信じられていた」

けれど、そういった時間も「僕ら」は愛していたというコト。

その信頼関係の深さが表現されています。

 

「わりと同時に くしゃみしちゃうのが

 面白かったよ 泣きそうになったよ」

そして、くしゃみという偶然が重なった瞬間。

それは「僕ら」はやっぱり通じ合っているのかなという面白さ。

しかし、別れが来たらこの通じ合う関係が無くなってしまうのかな。

という不安にも直面することにもなり、泣きそうにもなる。

この「今」の幸せと共に、「未来」の不安を感じ取る所もBUMPらしさですね。

永久に変わらないモノなんて存在しないわけですから。

 

サビに入ります。

「今日が明日 昨日になって 誰かが忘れたって

 今君がここにいる事を 僕は忘れないから」

ここは「僕」の信念というか決意の部分ですね。

「今」が「過去」になることは確定事項で、誰かに忘れられるのも避けられない。

そういう「事実」に立ち向かう程の強い気持ちがここで歌われていると思います。

 

「見えない涙拭って 謝るように笑って

 触ったら消えてしまいそうな 細い指の冷たさが

 火傷みたいに残っている」

「見えない涙」、「謝るように笑う」と「藤原基夫構文」連打です笑

見えない涙、それは心の中だけで泣いて、外には隠すような悲しみ。

また、そんな自分を詫びるような悲しげな笑顔。

そして、「細い指の冷たさ」という儚く脆いような存在。

しかし、そんな「君?」の姿が火傷のように強烈に「僕」に刻まれるということ。

この「君」の儚く、しかし力強い表現という技法が、BUMPの強力な感情描写を形づくっているんでしょうね。。。。

ここはとても迷いました。。。まだまだ解釈の余地がありそうです。。。

 

③最後サビ

「せーので全て飛び越えて 僕らのまま笑って

 裸足のメロディー歌うから そして一緒に手を振るんだよ

 笑顔のまま またねって」

まず、「一緒に」って意味で「せーの」を使ってくる藤原さんよ・・・

一緒に理屈で出した言葉や概念、別れの気持ちすらも

「僕らが変わらないまま」笑って飛び越える。

そしてここで「裸足のメロディー」、

飾らない気持ちを「僕」からも歌うことを宣言します。。

ここはかなりストレートな気持ちですね。。。。

 

最後は、笑顔のまま「またね」と手を振って別れる。

「君と別れる今」を全力で、後悔すら残さないように。

まず、ここまでを通して「僕」は「別れ」に対する不安を、日常の中で何度も感じ取ってきました。

特に「別れた後」は「僕」の力は絶対に及ばず、「今の君」ともう二度と会えないかもしれないという恐怖すら覚えているはずです。

その不安や恐怖の上で「またね」という言葉を選んだこと。

この「僕」の覚悟が詰まった言葉が、歌詞中で一番好きです。

 

最後の部分は順番を変えて語ります。

「一緒じゃなくても 一人だったとしても

 また明日の中に 君がいますように」

君と別れた後、たとえ「僕」が一緒に過ごせる未来ではなくても、

「君」が日常を過ごせますようにという願い。

この「君」を想う気持ちの極限状態に到達します。

「グッドラック」での「君の生きる明日が好き」などですね。。。

BUMPのこの表現は、特に色々な気持ちと対面して到達する結論部分としての、この言葉は重みが違いますね・・・・!!!

 

「雨でも晴れでも 空のない世界でも

 また明日 明日が ちゃんときますように」

どんな時でも、

たとえ離れていても共有することができる「空」さえ失ってしまっても

君」が過ごす明日が来て欲しいという願いですね。

ここが「Gravity」の最終結論ですかね。。。。

それは離れていても「僕」の「君」への想いが変わらないという決意、

離れるからこそ「君」の平穏を願うという気持ちに辿り着きました・・・!!!

 

<まとめ>

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「Gravity」、「重力」は相手を引き寄せ、引き寄せられる目に見えない力です。

それは物体同士、互いに作用し合います。

そして、ここでの「僕」と「君」も、「目に見えない部分」でお互いを理解でき、お互いが通じ合っている、いわば重力を持つ物体同士のような関係です。

しかし「重力」は、互いの力が及ばない距離まで離れるとその影響はほぼゼロになり、今まで重力を受けていたことも忘れて、運動するようになります。

「僕ら」はこういう「離れた後に変わる関係性」を恐れていたのかな。と。

しかし、最後はその法則を受け止めて、それでも離れた君が未来を過ごしてほしいというメッセージに到達できたこと。

この解釈で、とりあえず自分は結論としました。。。

 

<最後に>

いやあ、久々の新曲でしたね!!!感動のまま永遠とリピートしてます笑

今回は、「君」「未来や過去の自分」という解釈を考えずに語りました。。

当然、その解釈が少なくとも一つ残されているはずです。

僕もこれから、他の人の感想や考察にたくさん触れていきたいと思います!!

この記事が「Gravity」を考える上で、考えの一つになることができれば幸いです。

 

 また、「aurora ark」のライブ映像の発売が決定しましたね!!!

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pinkie by BUMP OF CHICKEN ~未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えててほしい~

今回はBUMP「pinkie」について語っていきます!!!

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この曲はシングル「HAPPY」のカップリング曲として収録された曲です。

フジテレビ「1924」のテーマソングでもあり、

「桜」をイメージした曲となっています。

(pinkieは英語で「小指」ですが、スペルの中に桜の色である「pink」があります)

この曲は数あるカップリング曲の名曲達でも根強い人気を誇る一曲だと思います。

それでは歌紹介から行きましょう!!!

 

(注)この曲はMVが無くYoutubeなどで公開されていないです。

<歌詞>

(1番)

未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい

 

心の始まりは強すぎて 言葉じゃ間に合わなくて

足りないからどんどん足すから 弱くなって終わりにした

繰り返すこと疑わずに 無くす事を恐れずに

自分のじゃない物語の はじっこに隠れて笑った

 

そうしなきゃどうにも 息ができなかった

たいして好きでもない でも繋いだ毎日

 

あなたのためとは言えないけど

あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい

(2番)

約束は誰かと作るもので 誰かが頑張り屋で

追い付けなくて離れて 自分だけがまだ持ってる

明日に望まなくなったのは 今日がその答えだから

諦めて全部受け入れて でもはじっこに隠して持ってる

 

滲んでも消えない 一人見た桜

眠りの入り口で 手を繋いで見てる

 

変われなくて いつも戸惑うけど

誰か一人が認めてくれたら もうそれでいい

(Cメロ)

過去からの声は何も知らないから

勝手な事ばかり それは解ってる

未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい

 

心の始まりは脆すぎて 言葉には嫌われて

何をどうしたって手遅れで 砕け散って終わりにした

 

終わりにしたら始まって 言葉も心も超えて

ささやかな響きになって さよならの向こうへ

(最後サビ)

変われなくて いつも戸惑うけど

誰か一人が笑ってくれたら 僕はこれがいい

あなたのためとは言えないけど

あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい

 

未来のあなたが笑ってないなら 歌いかける今に気づいて欲しい

未来の私を思い出せたら あなたとの今を忘れなくていい

 桜 に対する画像結果

「桜」をテーマにした曲ですが、

歌詞中には「桜」は一回しか登場しないんですよねぇ。。。

この世界観もpinkieの特徴だと思います。。。

というか、この曲は解釈上BUMPの中でも魔曲なのでは・・・・・

それでは語っていきましょう!!!

 

①1番終わりまで

「未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい」

穏やかな曲調から始まる1番。この曲の「私」の最初のメッセージと言える部分。

 

まず、この「あなた」を大切な誰かという視点で見ると、

「あなた」の記憶の中では「笑っている私」でいたいという願い。

それは、「あなた」に思われたい理想の「私」であり、

「未来のあなたに心配をかけたくない」という思いやりもあり、

だからこそ、「あなたと過ごす今」を輝かせたい。という気持ちであると感じました。

 

次に、「あなた」を「未来の自分」という視点で見ると、

「未来のあなた」が笑えない日々を過ごしているとしても、

ちゃんと現在の私が今を生きていたから、その日々があるんだよ。

という、励ましに近いメッセージに化けます。恐ろしい・・・・・

Cメロを先に見ると、「未来の私」に向けた形が同じになっている歌詞が登場するので、こっちの方が可能性は高そうかな・・・???

 

「心の始まりは強すぎて 言葉じゃ間に合わなくて

 足りないからどんどん足すから 弱くなって終わりにした」

「心の始まり」というのは「自分の夢とかへの憧れ」ですかね・・・

それは「自分」に比べると身に余る、輝きが「強すぎるモノ」。

最初は言葉(理屈)をどんどん重ねていって、それを目指すけど、

いつの日にか、憧れに近づけない自分に失望していき思いも弱くなっていく。

ここは憧れへの挫折部分を歌っていると思います。。。

 

その次の、 

「繰り返すこと疑わずに 無くす事を恐れずに

 自分のじゃない物語の はじっこに隠れて笑った」

ココも、憧れへの挫折部分でしょう。。

自分が主役ではない日々(物語)のはじっこに居る生活を繰り返す・・・・

それは何も無くす事もないノーリスクな日々・・・

そんな場所にいる自分を嘲笑するような「にが笑い」を歌っていると思います。

 

「そうしなきゃどうにも 息ができなかった

 たいして好きでもない でも繋いだ毎日」

でも、そうでもしないと「自分」と「憧れ」の乖離には耐えられないんだよ。と。

そんな日々は自分から望んで過ごしてるわけでは無いんです。。。

しかし、最後の「でも繋いだ毎日」からはプラスの意味合いも受け取れます。

そんな日々でも「自分」はちゃんと過ごしてきたんだよという「事実」。

逃げて隠れている中でも日常を積み重ねてきた、という藤原さんからのエールに近いメッセージだと感じました・・・!!!

 

<僕の好きポイント>

「あなたのためとは言えないけど

 あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい」

サビのこの言葉はまさに、「藤原さんの表現」ですね。。。

この歌はあなただけのために作ったわけじゃないけど、

あなたに届いてくれたら俺は満足だよ。と。

BUMPの音楽ってのは、聴く人1人1人に向き合うような曲と奏で方なんですよね。

ライブ「aurora ark」で藤原さんが発したメッセージ

「大勢の一人だからって気ぃ抜いてんじゃねえぞ!!!

 俺は”お前”に向けて歌ってんだ!!!」という熱い叫び。

(はい。大阪2日目の参加者です笑、、記憶正しいか・・・・??)

この自分たちリスナー1人1人に向き合ってくれる、

彼らの魂が表れたここの歌詞は大好きですね。。。

 

②2番終わりまで

「約束は誰かと作るもので 誰かが頑張り屋で

 追い付けなくて離れて 自分だけがまだ持ってる」

さて、間奏を終え伴奏が豪華になり始めてきます。。

ここでは「約束」というワードが登場します。

あれ?約束って小指同士、つまりpinkie同士でするイメージあるぞ・・??

指切りげんまーん、嘘ついたら針千本ってね。。。

 ソース画像を表示

実際、ここでは「約束」というお互い対等な立場で結ぶモノが

自分より他の誰かの頑張りに勝てなくて、

気が付けば、相手とはもう対等と思うこともできなくなってしまう。

ここは1番と大雑把なメッセージは同系統な感じですかね。

「自分」「理想」が乖離してしまう「現実」

そして、「自分だけがまだ持ってる」という歌詞。

この挫折体験って、自分の中に強烈に残り続けるんですよね。。

だからこそ、「約束」が終わった後も「できなかった事実」が自分の中に大きく立ちはだかる存在となる。。。。

 

「明日に望まなくなったのは 今日がその答えだから

 諦めて全部受け入れて でもはじっこに隠して持ってる」

そういう出来なかった「自分」を見てきたからこそ

「明日」、つまり「未来」に期待できなくなってしまう。

自分の「今日の過ごし方」が証明しちゃってるよね。と。

 

そして、その事実は今現在、諦めて全部受け入れている。

いつもの脇役ポジション、はじっこに移動します。。。

その後悔は中心に位置している活躍してる奴には見せられないから、隠して持つことになると・・・・

 

<僕の好きポイント>

「滲んでも消えない 一人見た桜

 眠りの入り口で 手を繋いで見てる」

まず、ライブverでも通常verでもココのリズム感がすごく好き。

「にーじんでもきーえない」、「ねーむりのいーりーぐちで」での始め方と、「手を繋いでみてる」の盛り上がり方が最高ですね。。。

ここは、歌詞中で唯一「桜」が登場する場面です。

この桜は、1番で登場した「自分の憧れ」であると僕は解釈します!!!

記憶の中の憧れへの輝きは色焦ることは無いし、消えることもない。

そしてそれは、「眠る前(ベッドで寝るために目を閉じてる時とかですね)」、つまりは「眠りの入り口」であの頃の自分と一緒に思い出す。

だから、「あの頃の自分」と「手を繋いで見てる」ということかな。。。

 

けれど「桜」は当然、春以外には枯れることになります。

ということは輝いているのは、あくまで記憶の中だけで、

本当は「今の自分」にとってその時の憧れはとっくに「枯れたモノ」になっているという暗示がされているのか・・・・・??

深読みかなぁこれは・・・・・

 

③Cメロ

<僕の好きポイント>

はい。いきなり来てしまいました・・・笑笑

「過去からの声は何も知らないから

 勝手な事ばかり それは解ってる」

ここはマジで共感できるんですよね。。。。。

「過去の自分」は無責任に未来、つまり「今の自分」に期待とか理想を押し付けがちだけど、今の自分の事を何も知らねぇだろうがって。

 

そして、ここではまた「未来の自分」に対するメッセージが入ります。

「未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい」

やっぱり、「未来のあなた」=「未来の私」なのかなあと。

ここでは、「過去から今の自分」に対する見方が勝手なように、「今から未来の自分」に対するメッセージも「未来の自分」からしたら勝手だという前提で、

それでも「未来のあなた(自分)」は「今の自分」があったこと、「未来に憧れた自分」がいたという事実が「未来のあなた」を作ってるんだよ。というメッセージですかね。。

 

「心の始まりは脆すぎて 言葉には嫌われて

 何をどうしたって手遅れで 砕け散って終わりにした」

ここでの「心の始まり」は「挫折からの再起」ですかね。。。

それはとても弱いし、これまではじっこで生きてきた自分には手遅れで為す術が無い。

だから、当時の憧れ自体が砕け散って終わってしまう。。

 

「終わりにしたら始まって 言葉も心も超えて

 ささやかな響きになって さよならの向こうへ」

けれど、今まで自分を縛り付けていたのも、その心の中で肥大化した果たせなかった約束や憧れです。

だからこそ、「今の自分」は憧れへの後悔やウダウダした執着にも、さよならができるようになります。

この「今の自分」の本当の意味での「立ち直り」がこのCメロのテーマなんじゃないかなぁと僕は感じました!!!

 

④最後サビ

「変われなくて いつも戸惑うけど

 誰か一人が笑ってくれたら 僕はこれがいい」

はじっこに居る自分がいきなり中心人物にはなれないこと。

やはり、自分が変わるのは難しいということ。

けれど、はじっこで生きる自分にも誰かを笑顔に出来たら、

それは自分が少しだけでも前に進めるという事。

この自分に言い聞かせるような、再び前を向く自分の言葉。

Cメロまでの考えを踏まえたサビの導入だと思います。。。

 

「あなたのためとは言えないけど

 あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい」

それは「未来の自分」のためとは言えないけれど、

「未来の自分」が自分の再起を分かっていてくれたら(聴いてくれたら)、自分はそれで前に進む自信や根拠になるんだよ。という事ですかね。

 

そして最後の、

「未来のあなたが笑ってないなら 歌いかける今に気づいて欲しい」は、

もしも「未来の自分」が笑えてないなら、「今の自分」の再起(歌いかける今)に気づいて、「未来の自分」が前に進めるようになるきっかけになって欲しい。

という、「今の自分」なりのファイトエールかなと思います。。。

 

そして、この最後の歌詞でこの曲は幕を閉じます。

「未来の私を思い出せたら あなたとの今を忘れなくていい」

これは、「未来の自分」が「今の自分」と共にあることを自覚できているなら、逆に「未来の自分」を形作る「今の自分」をしっかりと過ごして生きれるよ。

という結論なのかなと僕は思いました。。。。

 

<最後に>

結局のところ「pinkie」は「今の自分」と「未来の自分」の約束の歌。

その中での「今の自分の再起」が歌われているのではないでしょうか。

え・・・?これ最難関クラスの歌詞の難しさでは・・・・???

考えれば考えるほど沼にハマっていきますね・・・・・

ぜひ、他の人の考えも聞きたいです。。。。

また、ライブ「pathfinder」での「pinkie」の演奏はかなりのファンに、この曲の良さを再認識させたきっかけなのかなと思っています。

機会があればぜひ見て欲しいです!!!

 

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東京賛歌 by BUMP OF CHICKEN ~勝手に飛び出して 勝手にたどり着いたこの街~

今回はBUMP「東京賛歌について語っていきます!!

ソース画像を表示

 

この曲は、シングル「花の名」のカップリング曲で初登場し、

カップリング曲のアルバム、「present from you」に収録された曲です。

この曲は、タイトルから分かる通り「上京」の歌で、

僕の中では、「THE・一人暮らしソング」って感じですね笑笑

それでは早速、歌詞を見ていきましょう!!!

 

(注)この曲はCDのみに収録されており、Youtubeなどでの一般公開はありません。

<歌詞>

(1番)

空と地面がある街だよ 育った街と どう違うだろう
違いが言えるのはどうしてだろう 

ここへ来てから教わったんだよ

嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐
上手くいかない事の腹いせだろう
ここは幾つも受け止めてきた

何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ
道路も線路も 繋がってるけど
そりゃそうだけど

勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
この街だけが知ってるよ 忘れた夢の 引き出しを
(2番)
あの頃いつも側に居た 嫌いな好きな その人達を
今ほど大切に思えてましたか 

ここへ来てから気が付いたんだよ

人はどこに居ても その人のままだよ
離れた誰かも 離れた自分も
生きてるんだよ

勝手に選ばれて 勝手に嫌われた
この街だけが持ってるよ
帰れない君の いる場所を
(Cメロ)
嘘が多いのはどこでもだろう
星が見えたって どうせ飽きるだろう
すれ違う中には似た理由で
ここへ来た人も少なくないだろう

何をしに来たんだっけ 誰が決めたんだっけ
地面も空も 繋がってるんだよ
未来と過去も
(最後サビ)
勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
この街だけが知ってるよ
取り返した夢の その続きを

勝手に選ばれて 勝手に嫌われた
この街だけが持ってるよ
帰れない君の いる場所を
この街だけが知ってるよ
育った街への 帰り方を

 

いやあ、、上京のみならず一人暮らしや就職で地元を離れた後に聴くと、相当刺さりそうな歌詞してますねぇ。。

一人暮らしとかをイメージ出来ない方だと、高校、大学入学直後に感じる中学や高校の頃とのギャップだとか、記憶の感じ方をイメージすると良いと思います!!!

それでは、語っていきたいと思います!!!

 

①1番終わりまで

「空と地面がある街だよ 育った街と どう違うだろう」

から、始まるこの歌。どうやら、もう育った街からは出た後のようですね。。

まあ、確かに街の要素を超大きく分けると、「空と地面」とどこの街でもあんまり違いが見られない要素になりますよね。。

実際、周りが全部田んぼの田舎から、ビルに囲まれた都会に住居を移さない限りは街の機能とか特徴にあまり違いは感じられませんよね・・・

それでも、

「違いが言えるのはどうしてだろう ここへ来てから教わったんだよ」

と、育った街(地元)はココが違う!!!っていう部分はやっぱり感じるモンなんですよ。特に新しい街に住み始めた直後は。

この感覚は、一人暮らしとかを始めてみると物凄く共感できると思います。

実際、僕も一人暮らしを始めてからこの曲の良さに気づきました笑笑

(東京から地方に出たので「逆東京賛歌」でしたが笑)

 

「嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐
 上手くいかない事の腹いせだろう」

ココは特に、地元を離れる時に感じる特有なポイントだと思います。

地元を離れた後って、記憶の中の地元が大きくなっていくんですよね。。。

それに比べて、憧れていた都会(東京)も無条件で良い場所ではないことが当然、住むようになって実感していく。

この時、都会の悪い場所ばっかりに目が行くようになって、

地元の方がココが勝ってる、地元のココには遠く及ばないとか思っちゃうんですよね。

でも、それって大抵は地元とそんなに違いは無くて、

自分が新天地での生活に適応できてないから思っちゃうんだよと。

これは、新生活始まってしばらく経った後に感じ取れる気がします。。。

 

「勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
 この街だけが知ってるよ 忘れた夢の 引き出しを」

サビ最後に飛びました。ここが1番ラストの歌詞となります。

ここはそうですね、、東京からしたら、

オメェのホームシックなんぞ知らんがな。

オメェの都合で地元離れて、勝手に東京に住み着いてきたんやろが。

という東京側の目線をまず入れてるトコでしょうか笑笑

めちゃくちゃ辛辣な解釈になってますねこれ笑笑

 

でも、これって東京なりの発破のかけ方だと思うんですよ。。。

オメェはここに、やりたい事、やるべき事をするために来てるんでしょと。

そんな環境の違いに文句言ってる暇無いだろうと。

だからこそ、地元を離れると決めた時の「決意」「夢」

この街で頑張るからこそ、実現ができるんだよ。

藤原さんはその意味がこもった、

「この街だけが知ってる忘れた夢の引き出し」を歌ってるんだと思います。

 

<僕の好きポイント>

(1)「何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ
    道路も線路も 繋がってるけど」

サビ前から拾ってきました!!!

この「道路も線路も繋がってるけど」を2行目に持ってきてるのが良いんですよね。

つまりは、「帰ろうと思えばいつでも帰れる」ってことなんですよ。

んじゃあ、その距離をわざわざ何のために越えてきたの???という問いかけ。

この「自分が東京に来た目的」を再確認させるようなこの一文が良いですよね。

 

②2番終わりまで

ここは、一番最初の部分に好きな部分が来てしまったので最初にそっちを語ります。

<僕の好きポイント>

(2)「あの頃いつも側に居た 嫌いな好きな その人達を
    今ほど大切に思えてましたか 」

これはマジのマジで共感できる!!!!という点がまず挙げられます。

どっちかというと、地元を離れた時に思い出すのは

地元の特徴よりは、そこに居た人達の方ですからねぇ。

そしてここでは、「嫌いな人も好きな人」も思う対象に含まれています。

実は、一緒に過ごした日々が過ぎ去ることで、好きな人達だけではなく嫌いな人の大切さにも気付けるんだよ。と。

これはBUMPで度々登場する「かけがえの無い皆と会える”今”」を失った現在から見える視点でもありますね。。。

 

さてここで、2番の歌詞に戻っていきます。

「人はどこに居ても その人のままだよ 

 離れた誰かも 離れた自分も 生きてるんだよ」

これは先ほどの歌詞に対する、藤原さんからのアンサーみたいなモノですかね。

自分も、地元の人達もちゃんと別々の場所で存在しているというコト。

ってことは自分は確かに「東京に存在している」コト、

つまりは、「東京の一員として生きてるんだよ」という考え方に行きつける・・?

それは、東京が新しい「居場所」であり、地元という「居場所」を離れた自分に対する

「この街だけが持ってるよ 帰れない君が居る場所を」 

というメッセージを裏付ける考え方になるかなと僕は感じました!!!

 

③Cメロ

「嘘が多いのは どこでもだろう
 星が見えたって どうせ飽きるだろう」

ここは「東京」からのメッセージではなく「自分」の頭の中のセリフですかね・・

結局、東京でも地元でも不平不満だけを探し続けてたら変わんねぇ。という自覚。

その後の、

「すれ違う中には似た理由で
 ここへ来た人も少なくないだろう」

は、自分と同じく目的や夢があって地元を離れてきた、いわば仲間やライバルも少なくないしなという事実。

だからこそ、いつまでも愚痴愚痴言ってる暇ないよな。と。

 

そしてそれはCメロ最後に続きます。

「何をしに来たんだっけ 誰が決めたんだっけ」

ここは自分への発破ですね。最初に「自分」が決めたことだろ!!!っていう。

そしてここで「自分」の結論部分に入ります。

「地面も空も 繋がってるんだよ 未来と過去も」

地元と東京が空間的に繋がってるように、

「自分が決意した、東京に夢を持った過去」と、

「自分がこれから過ごしていくことになる東京での未来」

そして「自分がこの答えに辿り着いた現在」は全部繋がってるんだよ。と。

だからこそ「現在」を頑張って過ごさないとな。という結論だと僕は思います!!!

 

④最後サビ

そして最後にまた、東京目線というか藤原さんの目線に戻ってきます。

「この街だけが知ってるよ 取り返した夢の その続きを」

「自分」が過去の決意や夢を再自覚したことによって、

東京での未来が始まったよ。という物語のエピローグ部分ですね。。。

次の、「この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を」。

これは、君の今の「居場所」は東京なんだよ。という再確認だと思います。

 

ラストに今までと違う歌詞が登場します。

「この街だけが知ってるよ 育った街への 帰り方を」

「地元に帰る」というここまで無かった選択肢がここで登場しました!!!

これは、「無くした居場所」に帰ることができるタイミングについて考えることにします。

無論、「夢や決意を実現した後」ですね。。。

つまりは「育った街への帰り方」はそのまま、

「自分の夢や決意の叶え方」になるわけです。。。

だからこそ、これから君が頑張る東京の中にあるよ。ということですね。。。

 

<最後に>

この歌の何が良いって終始、

藤原さんが優しいトーンで語り掛けるような響きなところなんですよね!!!!

カップリング曲、いや全曲の中でも藤原さんの優しさに強く励まされる人も少なくない曲だと思っています・・・!!!

ぜひ、お聴きください!!!めちゃくちゃ元気出ますよ笑笑

また、カップリングのアルバムである「present from you」は超絶名盤です!!!

ぜひ一緒に聴いてみてください!!!

 

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宇宙飛行士への手紙 by BUMP OF CHICKEN ~出会う前の君に僕は絶対出会えないから~

今回はBUMP「宇宙飛行士への手紙」について語っていきます。

Bump of Chicken - Cosmonaut.png

(シングルの画像と迷いましたが、こっちのがイメージに近かったです)

 

この曲は2010年に発表されたシングル曲で、

アルバム「COSMONAUT」にも収録されています。

また、MVもYoutubeで公開されているので有名曲の一つでもありますね。

この曲はそうですね。。。

藤原さんの「時間感覚」や「宇宙感」が爆発する曲となっています!!

それでは、曲紹介の方に行ってみましょう!!!

 

👇この曲のPVです👇

youtu.be

 

<歌詞>

(1番)

踵が2つ 煉瓦の道 雨と晴れの隙間で歌った

匂いもカラーで思い出せる 今が未来だった頃の事

 

蜘蛛の巣みたいな稲妻が 空を粉々に砕いて消えた

ジャンル分け出来ないドキドキ 幼い足 ただ走らせた

どうやったって無理なんだ 知らない記憶を知る事は

言葉で伝えても 伝わったのは言葉だけ

 

出来るだけ離れないで いたいと願うのは

出会う前の君に 僕は絶対出会えないから

今もいつか過去になって 取り戻せなくなるから

それが未来の 今のうちに ちゃんと取り戻しておきたいから

(2番)

ひっくり返した砂時計 同じ砂が刻む違う2分

全てはかけがえのないもの そんなの誰だって知っている

トリケラトプスに触りたい ふたご座でのんびり地球が見たい

貰った時間で出来るかな 長いのかな 短いのかな

どこにだって一緒に行こう お揃いの記憶を集めよう

何回だって話をしよう 忘れないように教え合おう

 

死ぬまでなんて嘘みたいな事を 本気で思うのは

生きている君に 僕はこうして出会えたんだから

そしていつか星になって また一人になるから

笑い合った 今はきっと 後ろから照らしてくれるから

(最後サビ) 

出来るだけ離れないで いたいと願うのは

出会う前の傷を 僕にそっと見せてくれたから

死ぬまでなんて嘘みたいな事を 本気で思うのは

生きようとして 生き抜いた 稲妻を一緒に見られたから

ラララ そしていつか星になって また一人になるから

笑い合った 過去がずっと 未来まで守ってくれるから

 

踵が4つ 煉瓦の道 明日と昨日の隙間で歌った

全てはかけがえのないもの 言葉でしか知らなかった事

 

すげぇ・・・すげぇよ・・・まったく・・・・

言葉選びがとにかく凄いんですよね。。。

「今が未来だった頃のこと」とか「踵が4つ」だとか。。。

そんな、藤原さんが選んだ言葉の数々に注目しながらこの曲を語っていきます!!

 

①1番終わりまで

「踵が2つ 煉瓦の道」から始まる歌いだし。ここは前奏ほぼ無しで歌からです。

まず、この「踵」で人数を表現してるトコからこの曲の凄さが始まるんですよね。

「僕は一人」だとか「一人で歩く」など、そういう表現は多数存在するのに、

藤原さんが選んできたのは「踵が二つ」。こりゃすげぇ。。。

 

その後すぐの「今が未来だった頃のこと」もすんごい表現なんですよね。

「過去のこと」をこういう感覚で表現してしまえるんだ!と。

ここは曲が進むにつれ、意味というか伝えたいことが分かってくるので、また後にとっておきましょう。

 

そして、少し間奏を挟んで次の歌詞に移ります。

「蜘蛛の巣みたいな稲妻が 空を粉々に砕いて消えた」

ソース画像を表示

たしかに画像を見てみると蜘蛛の巣みたいな落ち方してますね・・・

しかも、空に亀裂が入っているようにも見える。。。。

つまり空を粉々に砕いていると・・・・

いやこれ最初に、この見方できる藤原さん!!!!って笑

 

そして次の歌詞、

「どうやったって無理なんだ 知らない記憶を知る事は

 言葉で伝えても 伝わったのは言葉だけ」

この「知らない記憶」の表現は、「66号線」の記事でも語っていました。

つまりは「僕の介入できない出来事」。ここでは「僕と出会う前の君のこと」ですね。

そしてその事は、

どれだけ言葉を重ねて説明しても、結局は状況しか伝わらず、その時の「君の感情」や「感じたこと」を完全に知ることはできない。

ここはいつもの、「現実」を振りかざしてくるBUMPですね。。

 

<僕の好きポイント>

1番はサビの歌詞がとにかく好きです!!!

(1)「出来るだけ離れないで いたいと願うのは

    出会う前の君に 僕は絶対出会えないから」

「出会う前の君に僕は絶対出会えない」。これも「現実」です。。。

どれだけ君のことを知ろうが、それは僕と出会ってからの話ですからね。

それでも後に続くのは、

「出来るだけ離れずにいたいと願う」コトなんですよね・・・!!!

君のこれまでを僕は分からないかもしれないけど、

これからの事はちゃんと分かりたいんだ!

という意志表現なのかな。と僕は感じ取れました!!!

 

(2)「今もいつか過去になって 取り戻せなくなるから

    それが未来の 今のうちに ちゃんと取り戻しておきたいから」

ここでまた、藤原さんの時間感覚が冴えわたります。。。

「今」っていうのは基本的に失っていくものっていう認識かな。

「今」は今、つまり「現在」でしか自分の手元に無いんだよって。

そして、「今」が「過去」になって失ってしまう「未来」がある。。。

だからこそ、その状態が「未来」である「現在」に

「いずれ失ってしまう今」を「取り戻そう」と。

この詰まる所、「今を大事にしよう」ってことを、

「未来」の視点から見て表現するトコが凄いんですねぇ。

 

②2番終わりまで

「ひっくり返した砂時計 同じ砂が刻む違う2分

 全てはかけがえのないもの そんなの誰だって知っている」

から始まる2番の歌詞。少し声が重なる歌の響きが良いんですよね。。。

まずは、「砂時計」という時間を計れるモノが登場します。

砂時計の起源は古代エジプトまで遡る可能性もあり、

これ自体が「過去からの贈り物」という感じがします。。。。。

そして、この歌では砂時計が「2分」を計りとれるようになっています。

でも、この砂時計が計っている2分間は「ひっくり返す前」「後」では

時間の長さこそ同じですが、その2分間で起こる出来事は当然違います。

「ひっくり返す前の2分間」は「後」には、もう「過去のこと」になってしまう・・・

つまりは、最初に計った2分間の「今」は取り返せないモノになってしまう。

だからこそ、全ての「計りとる今」はかけがえないんだよと。。。

砂時計一つでここまで表現できるのかよ・・・

 

そして次の、

トリケラトプスに触りたい ふたご座でのんびり地球が見たい」

トリケラトプスが実際に居て、触れたのは「過去」

ふたご座で地球が見られるようになるのは「未来」のことかな?

この、「過去」と「未来」のことをあくまで「やりたい事」で表現してるのもココすげぇポイントです笑笑

 

さらにサビの、

「そしていつか星になって また一人になるから 

 笑い合った 今はきっと 後ろから照らしてくれるから」

ここは藤原さんの宇宙感と時間感の融合ですかね。。。。

まず、星同士の距離っていうのはまぁ物凄く離れてるんですよ。。。

それこそ運が良くなければ、光でも全力で何年もかかるみたいな。

という事は当然、一人になるのと同義になるのかなと。

そして、「未来」ではいつか君と別れて一人になる場面が来ます。

これを同時に表現してるんじゃないかなぁと僕は思います・・・・!!!

 

また、「笑いあった今」「未来」から見たら「過去のこと」

つまりは、自分たちが進む方向の後ろにある出来事と言えます。

そして、その出来事は「未来」の自分を元気づけてくれる、いわば照らしてくれる存在になるとここでは言っています。

ここで宇宙の話に戻ります。

宇宙って実は、今も広がり続けてるんですよ。

ってことは当然、広がっている先頭から地球や太陽を見ると、

後ろに取り残して自分は進んで行ってる感じになると。

でも、その星々は今も後ろから光っている訳なんですよね。

この「宇宙の膨張の仕組み」と、「時間が進む仕組み」を上手く組み合わせたのが、ここの歌詞かなと自分は感じました!!!

 

<僕の好きポイント>

(3)「どこにだって一緒に行こう お揃いの記憶を集めよう」

まず、歌い方がすごく好き!!!「どっこにだって」のリズム感!!!

そして、「お揃いの記憶」の破壊力よ・・・!!!

二人で共有する出来事を「お揃い」っていう言葉選びで表現してくるとは・・・・

ここはマジで藤原さんのセンス爆光りみたいな感じです!!!

 

③最後サビ

さて、Cメロに当たる部分は間奏となり曲は最後のサビに入ります。

「出来るだけ離れないで いたいと願うのは

 出会う前の傷を 僕にそっと見せてくれたから」

この曲の前半部分にBUMPが振りかざしてきた、

「知らない記憶」を知ることはできないという「現実」がありました。

それは「出会う前の君の出来事」であり、この最後サビでまた対面します。。

それでもここでは「出会う前の傷(出来事)をそっと見せてくれた」。

つまりは、

完璧に過去の傷を共有することは出来ないという「現実」はあるけれど、それでも僕と共有したいという気持ちを見せてくれたコト

この気持ちを君が見せてくれたから「出来るだけ離れないでいたい」という僕の気持ち(願い)が生まれるという仕組みなのかなと思います。。。

 

「生きようとして生き抜いた 稲妻を一緒に見られた」

ここの表現も素敵ですよね。。。

稲妻が見られる、つまり発生している時間は、ほんの一瞬です。

それでも稲妻はその豪快な姿と共に、見る人や世界に自分を刻み込みます。

この稲妻の一瞬を「生きようとして生き抜く」という表現で綴ると。

そしてその生き様は、一緒に見た(お揃いの)記憶として残り続けると。

 

<僕の好きポイント>

「踵が4つ 煉瓦の道 明日と昨日の隙間で歌った」

という事で、ラストの部分です!!

ここは、一番最初の歌詞を踏襲する形で歌われています。

まずは「踵が4つ」、つまり一人分増えてることですね。

そして「明日と昨日の隙間」、つまり今日(今)を一緒に過ごしていると。

この曲の結論というか、まとめ部分でこれ以上ない閉め方だと思います。

過去、現在、未来の概念を並べた後に、

だから君と今を過ごしている。

この結論に僕は到着しました。。。。

 

<まとめ>

あんまり考察するつもりは無かった筈が、いつの間にか4000字・・・

「宇宙飛行士への手紙」はアルバムの流れで聴くと魅力が増すんですよね。。

また、ライブverも素敵です!!!

僕はpathfinderとGOLD GLIDERのこの曲は聴いたことあるんですが、どちらも原曲以上の感動がありました・・・!!!

 

 この曲が収録されているのは・・・・

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👇ライブ👇

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 👇途中で言及した「知らない記憶」についての「66号線」の記事はこちら👇

https://gakuseiman.hatenablog.com/entry/2020/09/03/_%EF%BC%96%EF%BC%96%E5%8F%B7%E7%B7%9A_by_BUMP_OF_CHICKEN_%EF%BD%9E%E9%9F%B3%E7%AC%A6%E3%82%92%E7%B9%8B%E3%81%84%E3%81%A7%E7%9B%BE%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%86%EF%BD%9E_

 

 

涙のふるさと by BUMP OF CHICKEN ~会いに来たよ 君に会いに来たんだよ~

今回はBUMP「涙のふるさと」を語っていきます!!

ソース画像を表示

この曲は2006年に発表された、BUMP初のCMですね。

シングルリリース、アルバム「orbital period」収録、MV一般公開など、

登場する機会も多く、人気曲となっております!!!

この前までは、期間限定でライブpathfinderがYoutubeで公開されており、

僕も、このライブverの「涙のふるさと」を聴いて、良さを再認識した感じです。。。

それでは、歌紹介から行きましょう!!!

 

👇PVです👇

youtu.be

#実はPV出てるのは、堀北真希さんなんですよね・・・!!

 

<歌詞>

(1番)

探さなきゃね
君の涙のふるさと
頬を伝って落ちた雫が
どこから来たのかを

出掛けるんだね
それじゃここで見送るよ
ついていけたら嬉しいんだけど
一人で行かなきゃね

リュックの中は空にしたかな
あれこれ詰めたら 重いだろう
その濡れた頬に 響いた言葉
それだけでいい 聞こえただろう

「会いに来たよ 会いに来たよ
君に会いに来たんだよ
君の心の内側から 外側の世界まで
僕を知って欲しくて 来たんだよ」
(2番)
見付けなきゃね 消えた涙の足跡
彼の歩いた道を逆さまに 辿れば 着くはずさ

見つめなきゃね
どんな淋しい空でも
彼も見てきた 空だと知れば
一人じゃないはずさ

逃げてきた分だけ距離があるのさ
愚痴るなよ 自業自得だろう
目的地は よく 知ってる場所さ

解らないのかい 冗談だろう

「会いに来たよ 会いに来たよ
消えちゃう前に来たんだよ
君の涙のふるさとから
遠ざかる世界まで
君に知って欲しくて 来たんだよ」
(Cメロ)
到着だよ ほら 覚えてるかな
いつか付いた傷があるだろう
君の涙が生まれ育った
ふるさとがあるだろう

新しい雫がこぼれたよ
治らない傷を濡らしたよ
全てはこのため この時のため
とても長い旅を越えて
(最後サビ)
「会いに来たよ 会いに来たよ 

消えちゃう前に来たんだよ 消せない心の内側から 

遠ざかる世界まで ちゃんと見て欲しくて」

「会いに来たよ 会いに来たよ 

君に会いに来たんだよ 君の涙のふるさとから 

乾ききった世界まで 僕を知って欲しくて 

君を知って欲しくて 来たんだよ」

笑わないでね 俺もずっと待ってるよ
忘れないでね 帰る場所がある事を

 

①一番終わりまで

「探さなきゃね 君の涙のふるさと」

まず最初は、前奏後の藤原さんの優しい語りかけで歌が始まります。

ここでいきなりタイトル、「涙のふるさと」が歌詞に出てきます・・・・

この「ふるさと」とは、涙の生産地としての「目」なのか、

それとも、その涙が生まれる内面的な理由や感情などの「原因」なのか・・・・・

僕個人としては、「涙の原因」だと思っています。。。

その次の歌詞、

「ついていけたら嬉しいんだけど 一人で行かなきゃね」から、

探すのを手伝いたいけど、その解決は君自身でしなきゃいけない。

という、メッセージを感じ取ったからです!!!

こういうBUMPの「全部が全部、俺達に任せろ!!」じゃなくて、

「戦うのはあくまで君だけど、俺らはちゃんと側にいるよ」

っていう姿勢というか、立ち位置が好きな方も多いんじゃないでしょうか。。。

 

<僕の好きポイント>

(1)「君の心の内側から 外側の世界まで
    僕を知って欲しくて 来たんだよ」

まず、「心」って他人には直接見られることって無いじゃないですか。。

そのただでさえミステリアスな場所に、さらに自分にも分からない領域、

そういう自分の無意識的な一面を「心の内側」と表現するトコよ・・・!!

そして、「そこから外側の世界まで」、無意識的なトコからはっきり分かるトコまで

僕を知ってほしいから来たんだよというフレーズ。

これって、この言葉の主ってのは「涙」なんじゃないのかなと。。。

ここに関しては、曲後半まで思考を引っ張ることにします。。。

 

②2番終わりまで

「見付けなきゃね 消えた涙の足跡
 彼の歩いた道を逆さまに 辿れば 着くはずさ」

涙の足跡って表現からもう好きなんですけど、2番はここから始まります。

涙の足跡、つまり涙が流れた跡っていうのは「いずれ乾く」のと「目から1本で伸びている」という点が挙げられると思います。

ってことは歌詞通り、逆さまに辿れば目に辿り着くし、いずれ乾いて消えます。

んで、自分が涙を流した理由だとか感情だとかもいずれは消えるし、流すことになった経緯を辿らなければ原因である「涙のふるさと」には到着できません。

ということは、ここは1番で考えた、涙の生産地(目)としてと、涙の原因(理由、感情)の「涙のふるさと」という二つの性質を共存させている・・・!!!

いやあ、この曲はかなり難関問題ですねぇ。。。

 

<僕の好きポイント>

(2)「逃げてきた分だけ距離があるのさ
    愚痴るなよ 自業自得だろう」

おそらく、この曲のどこが好き?と聞くと多くの人が挙げるだろうこの歌詞。

ここはホントに、聞いてる人にもぶっ刺さるメッセージですからね。。。

結局、向き合うべき事から距離が離れてるのは自分が勝手に距離をとってきたから・・・

ここはマジで、受験期とかは刺さりましたねぇ。。。

それでも、「自業自得だろう」っていうシビア目な言葉からには、

自分で距離を離せたんだから、近づきもできるじゃん?

っていうプラスな意味合いにも受け取れるように感じ取れました!!!!

 

③Cメロ

「到着だよ ほら 覚えてるかな いつか付いた傷があるだろう」

と、言う訳でついに「涙のふるさと」に辿り着きました・・・!!

この「いつか付いた傷」ってのは、正に「涙を流すことになった出来事」や「傷ついた感情」のことだと思います。。。

そして、その後に続くこのフレーズ、

「君の涙が生まれ育った ふるさとがあるだろう」

涙が生まれ育つ場所、それが「ふるさと」ということが分かります。

ってことは「出来事」というよりは「感情」の方が近いのかな・・??

そして先ほどの、涙は心の内側から来ているという涙自身からの証言。。。

つまり、「涙のふるさと」っていうのは、自分自身を形成している自分でも意識することはあまり無い、心の基盤となってる感情のコト・・・!!!???

 

そして、そういう感情が積み重なってることが次の

「新しい雫がこぼれたよ 治らない傷を濡らしたよ」に入ってるのかなと。

感情表現の「涙」は、傷ついた感情の上を流れていくというコト。

そうして、「治らない傷」にもう一度目を向ける機会となれば、逃げてきた距離を取り戻せる、自分と向き合えることができるんじゃないかなって。。。。

 

Cメロ語りすぎたぁ!!!この論理の流れがあるから全体が丸々好き!という事で・・

僕の好きポイントはスキップ!!!!笑笑

 

④最後サビ

さて、最後はまずセリフ歌詞が連続します。。。

「消せない心の内側から」は、自分を形成する傷ついた感情ですね・・・

その次の、

「僕を知って欲しくて 君を知って欲しくて 来たんだよ」は、

僕(涙)を知れば、君自身に隠れている君を形作る感情を知れるよね。

という涙からの全力メッセージだと思います笑笑。

 

そしてこの曲のラスト、ここで衝撃の展開が訪れます・・・・!!

「笑わないでね 俺もずっと待ってるよ 

 忘れないでね 帰る場所がある事を」

 あれ???「俺」??「僕」は????

そう、この歌の歌詞に「」のセリフパートがあったのは、

「」の一人称者「僕(涙)」と、それ以外を喋っていた「俺」と二人居たからなんですよね・・・!!!

いやいや、推理小説叙述トリックみたいなことするな笑笑と。

涙くんが自分に向き合う機会をくれて、、

「俺」は自分を待っててくれる、味方になってくれる。。。

そんな2人に支えられるストーリーなのかな。と自分の中で決着がつきました。

 

<最後に>

この曲はいろんな場面で歌われてる印象はあるけど、、

マジでpathfinderの時のアレンジverを聴いてほしいんだマジで!!!

テンポが大きく変わるのと、静かな語り口調で歌うことによっTe・・・・・・・

この先はぜひ自分の耳で確かめてくれ!!!(攻略本感)

 

この曲こそ、解釈がすごく難しかったです・・・・・

ぜひ、ご自分でも考えてみてください。愛着度3割は増します笑笑。

 

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66号線 by BUMP OF CHICKEN ~音符を繋いで盾をつくろう~

さてさて、今回は「BUMP」「66号線」について語っていきたいと思います!!!

まず、この曲はアルバム「COSMONAUT」に収録された曲です。

シングル曲ではなく、このアルバムでしか登場する機会もないので、先に紹介した2曲よりは知名度は低くなっていると思います。。。。

んじゃあ、なんでこのタイミングで採り上げたの?と言われると・・・・・

僕がこの曲をすっげぇ好きだからなんですよ笑笑笑

この曲にはそれだけ魅力があると思うので、

それを余すことなく伝えられればいいなぁと思います!

それでは、歌詞の紹介からいきましょう!!

 

(注)この曲は、公式音源がアルバムにしか収録されていないです・・・・

<歌詞>

(1番)

聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは
愛されたくて 必死だから
申し訳ない事だけど どうする事も出来ません
あなたが聞けという横で 僕はこれを書いてる

66号線の途中 蓋を開けちゃって ごめんね
ああ だけどおかげで やっと見付けた
僕の知らない記憶に襲われて 泣いちゃった大切な人
近くにいられて 嬉しかった

肩に溢してくれた 涙で出来た 音符を繋いで 盾を作ろう

声を無くしたら僕じゃなくなる それでも好きだと言ってくれますか
ただ一言だけ褒めてください それだけで全てを信じる
(2番)
こいつにはなんにも敵わないなって 笑いながらさ
実は結構 傷付くんだぜ
勝負なんかしたくない 本当に嫌われるの恐い
あなたが笑うのなら なんだって歌う


いつか教えてくれた 言葉で出来た 音符を鍛えて 剣にしたよ

 

僕を無くしてもあなたでいられる それでも離れずいてくれますか
ただその掌で撫でてください それだけで心を守れる
(Cメロ)
ワクワクだとかドキドキだとか あなたとしか分けられない様に
出会う前から育った 会いたかった
(最後サビ)
僕にだってきっとあなたを救える 今でも好きだと言ってくれますか
あなたを無くしても僕は生きていく それでも信じていてくれますか

ただこの事だけ疑わないでね それだけで声が出せたんだ
立てたんだ 歌えたんだ

聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは
役立ちたくて 必死だから
僕が見付けるまで生きてくれて 見付けてくれて ありがとう
あなたが選んだ世界に こんな唄が出来たよ

 

この曲は、

BUMPのプロデューサーであるMORさんに向けて書いた曲と言われています。

が、その歌詞はそれだけではなく万人に共感できる内容になってます。

落ち着いたメロディーから放たれる言葉の数々と気持ち。

「僕」と「あなた」の関係性を描いたこの曲、早速語っていきましょう・・!!

 

①1番終了まで

まず、歌いだしはギター1本と藤原さんの歌声だけで始まります。

「聞かなきゃいけない話が全く頭に入らないのは 愛されたくて必死だから」

開幕から、すっげぇ表現を・・・・・

愛されたくて「必死」という自分の気持ちを、

「聞かなきゃいけない話が全く頭に入らない」っていう感覚で伝えてくるとは・・

ここら辺の表現が藤原さんの真骨頂なんじゃないかな、と。

「気持ち」を「感覚」に落とし込んで、

 聞き手を引き込こんでいく歌詞。

こういう「共感」にやられたBUMPのリスナーさんが大勢いると思います笑

 

後は「知らない記憶」ってのも凄い表現ですね。。。

「記憶」っていう「覚えてる覚えてない」自分次第のモノを、

「知ってる知らない」という自分が介在できないような言葉選びで、

「僕と出会う前のあなたの出来事」を表現してしまうなんて・・・

こういう表現も、藤原さんならではの言葉だと思います。。

 

 

<僕の好きポイント>

(1)「声を無くしたら僕じゃなくなる それでも好きだと言ってくれますか」

ここは、ホントに藤原さんならではの表現だと思います。。。

「声を無くしたら」、つまり「自分」を構成する最大の要素を失うこと。そして、「あなた」が「自分」を好きでいてくれる最大に近い理由を失うこと。

声が無くなるってことは、それほどまでに重大なことなんですよ・・・!!!

そして、「それでも好きだと言ってくれますか」と問いかける・・

まじか。。。すっげえ問いかけだよこりゃぁ・・・・

 

んで、その後追撃して来るんですよねぇ。

「ただ一言だけ褒めてください それだけで全てを信じる」

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いや、ズルッ!!!!反則だろこれ!!!!

あんだけ、自分の最大要素が消えたらどうします?って質問してきて、

でも、自分は変わらずあなたを全信頼し続けますよ。って!!!

んな、「あなた」への気持ちが溢れるこの場面、当然好きになるでしょ。。。。

 

②2番終わりまで

1番の導入とはうって変わって、2番はバンド全体の演奏で開幕します。

まずは最初の、

「こいつにはなんにも敵わないなって笑いながらさ 実は結構 傷付くんだぜ」

こういう時って大体、心の中で言われた側、言った側、比較された側の全員が傷ついてるんですよね笑

言った側は「相手に敵わない自分」を認めなきゃいけない。

比較された側は「俺、低く見られてんだなぁ」っていうショックを受ける。

言われた側は「敵わない」っていうレッテルを勝手に張られて、

結局それは言った側に勝手に距離をつくられて、「理解」してもらえなくなる。

 

そうなるとやっぱり「勝負は怖いし、嫌われるのも怖い」ってなっちゃうんですよね。

「比較されること」ってやっぱり辛いし、

それが好きな人や大切な人だったらなおさらです。。。

それでも次には「あなたが笑うのなら なんだって歌う」って言う・・・

これも1番同様、反則技ですよ全く笑笑

 

<僕の好きポイント>

(2)「いつか教えてくれた 言葉で出来た 音符を鍛えて 剣にしたよ」

 いや、まず歌い方から好きなんですよね。。サビ前の盛り上がり。。。

1番での音符場面も好きなのでここでまとめて語ることにしました笑笑

ソース画像を表示

まず「音符」っていわば、

藤原さんと他の人を「繋ぐもの」だと思うんですよね。。

それが涙だったり、言葉だったりという方法で形成される。

 

そして音符でつくるのが盾と剣・・・?戦うの・・?という疑問が生まれます。

 ソース画像を表示

確かに、気持ちを伝えるためとかなら「手紙」とか「花」とか渡せる系ですよね・・・

でも盾と剣にも、ちゃんとしたイメージはあるんですよ・・・

そう、「冒険」です!!!

「あなた」と一緒にこれから冒険するためにつくった盾と剣。

それは困難を乗り越えるためにあるものなんですよね。

おそらく、この歌詞は色々と解釈がありそうですが、

僕はこの視点からこの歌詞を見て勝手に感動しています笑笑

 

<Cメロ>

ここは演奏長めという感じなので、歌詞も一つです。

「ワクワクだとかドキドキだとか あなたとしか分けられない様に
 出会う前から育った 会いたかった」

ハイ出ました。超ストレートパンチ。

「あなたと一緒に居るために今まで生きてきたよ」ってことよ。。。。

しかもワクワク、ドキドキを「増やせない」じゃなくて「分けられない」って点も強力です・・・

別に一緒に居なくても量は変わらなくて独り占めも可能、みたいな言い方なんです。

にも拘わらず、「会いたかった」っていう一言が出てくる。

曲の盛り上がりと合わせて、ここはマジで最高です・・・!!!

 

<最後サビ>

さて、曲も最高潮。まず最初の盛り上がり方が好きなんですよね。

「僕にだって~」を静かに響かせた後に、「今でも~」でバンドサウンドと共に感情を爆発させるような歌い方!!!

また、曲最後では

「聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは
 役立ちたくて 必死だから」

と、最初のフレーズと同じような言葉が出てくるんですけど同じじゃないんです!!

一番では「愛されたくて」と、相手の状態とか都合に関係なく、「自分」が幸せになりたいから必死だった自分が。

今度は「あなた」のために、あなたが幸せになってほしいから「役立ちたい」となっている。

この心境の変化みたいなものがすっごい好きなんですよねぇ。。。

 

<僕の好きポイント>

(3)「あなたを無くしても僕は生きていく それでも信じていてくれますか」

いや、、、やっぱ急にぶち込んでくるよなぁと。。。

結局のところ、「あなた」が「僕」を、「僕」が「あなた」を無くした場合でも、

残された方の心臓は急に止まったりしないし、呼吸も止まらない・・・・

どんだけ相手のことが好きでも、体の機能までは一緒にはなれない・・・

藤原さんは、こういう「現実」を振りかざしてくるんですよね。。。

 

それでも、やっぱり「信じてくれますか」と言ってくるんですよ。

「覆せない現実はあるけれど、それでも僕が今まで言ったことは本当なんだよ」って。

そしてその後にすかさず追撃してくるんですよね。

「ただこの事だけ疑わないでね それだけで声が出せたんだ
 立てたんだ 歌えたんだ」

藤原さんにとっての「声を出すこと」、「歌うこと」って、

もはや「生きること」と同じようなデッカさじゃん・・・・・

「それだけは疑わないでね」って、反則でしょこれ!!

こういう気持ちを最後の場面に持ってくるから66号線はやめられん!!!

 

<最後に>

この曲はまず、聴いてほしい!!!!これに尽きる!!!

BUMPの優しさや想いの表現が詰まった名曲ですホントに。。。

やっぱりアルバム曲となると、みんなの感想とかは聞きにくくなってしまうんで、

語るチャンスってのも少なくなるんですよね。。。

この記事が、「66号線」を聴く良いきっかけになればなと思ってます。

違う解釈だとか感想もぜひぜひお待ちしております。

 

↓「66号線」は以下のアルバムに収録!!!

COSMONAUT [ BUMP OF CHICKEN ]

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感想(14件)