歌好き侍のブログ

こんにちは!このブログは基本的にBUMP OF CHICKENの曲を楽しもう!というブログです。できるだけ長く続くよう頑張ります!

東京賛歌 by BUMP OF CHICKEN ~勝手に飛び出して 勝手にたどり着いたこの街~

今回はBUMP「東京賛歌について語っていきます!!

ソース画像を表示

 

この曲は、シングル「花の名」のカップリング曲で初登場し、

カップリング曲のアルバム、「present from you」に収録された曲です。

この曲は、タイトルから分かる通り「上京」の歌で、

僕の中では、「THE・一人暮らしソング」って感じですね笑笑

それでは早速、歌詞を見ていきましょう!!!

 

(注)この曲はCDのみに収録されており、Youtubeなどでの一般公開はありません。

<歌詞>

(1番)

空と地面がある街だよ 育った街と どう違うだろう
違いが言えるのはどうしてだろう 

ここへ来てから教わったんだよ

嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐
上手くいかない事の腹いせだろう
ここは幾つも受け止めてきた

何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ
道路も線路も 繋がってるけど
そりゃそうだけど

勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
この街だけが知ってるよ 忘れた夢の 引き出しを
(2番)
あの頃いつも側に居た 嫌いな好きな その人達を
今ほど大切に思えてましたか 

ここへ来てから気が付いたんだよ

人はどこに居ても その人のままだよ
離れた誰かも 離れた自分も
生きてるんだよ

勝手に選ばれて 勝手に嫌われた
この街だけが持ってるよ
帰れない君の いる場所を
(Cメロ)
嘘が多いのはどこでもだろう
星が見えたって どうせ飽きるだろう
すれ違う中には似た理由で
ここへ来た人も少なくないだろう

何をしに来たんだっけ 誰が決めたんだっけ
地面も空も 繋がってるんだよ
未来と過去も
(最後サビ)
勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
この街だけが知ってるよ
取り返した夢の その続きを

勝手に選ばれて 勝手に嫌われた
この街だけが持ってるよ
帰れない君の いる場所を
この街だけが知ってるよ
育った街への 帰り方を

 

いやあ、、上京のみならず一人暮らしや就職で地元を離れた後に聴くと、相当刺さりそうな歌詞してますねぇ。。

一人暮らしとかをイメージ出来ない方だと、高校、大学入学直後に感じる中学や高校の頃とのギャップだとか、記憶の感じ方をイメージすると良いと思います!!!

それでは、語っていきたいと思います!!!

 

①1番終わりまで

「空と地面がある街だよ 育った街と どう違うだろう」

から、始まるこの歌。どうやら、もう育った街からは出た後のようですね。。

まあ、確かに街の要素を超大きく分けると、「空と地面」とどこの街でもあんまり違いが見られない要素になりますよね。。

実際、周りが全部田んぼの田舎から、ビルに囲まれた都会に住居を移さない限りは街の機能とか特徴にあまり違いは感じられませんよね・・・

それでも、

「違いが言えるのはどうしてだろう ここへ来てから教わったんだよ」

と、育った街(地元)はココが違う!!!っていう部分はやっぱり感じるモンなんですよ。特に新しい街に住み始めた直後は。

この感覚は、一人暮らしとかを始めてみると物凄く共感できると思います。

実際、僕も一人暮らしを始めてからこの曲の良さに気づきました笑笑

(東京から地方に出たので「逆東京賛歌」でしたが笑)

 

「嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐
 上手くいかない事の腹いせだろう」

ココは特に、地元を離れる時に感じる特有なポイントだと思います。

地元を離れた後って、記憶の中の地元が大きくなっていくんですよね。。。

それに比べて、憧れていた都会(東京)も無条件で良い場所ではないことが当然、住むようになって実感していく。

この時、都会の悪い場所ばっかりに目が行くようになって、

地元の方がココが勝ってる、地元のココには遠く及ばないとか思っちゃうんですよね。

でも、それって大抵は地元とそんなに違いは無くて、

自分が新天地での生活に適応できてないから思っちゃうんだよと。

これは、新生活始まってしばらく経った後に感じ取れる気がします。。。

 

「勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた
 この街だけが知ってるよ 忘れた夢の 引き出しを」

サビ最後に飛びました。ここが1番ラストの歌詞となります。

ここはそうですね、、東京からしたら、

オメェのホームシックなんぞ知らんがな。

オメェの都合で地元離れて、勝手に東京に住み着いてきたんやろが。

という東京側の目線をまず入れてるトコでしょうか笑笑

めちゃくちゃ辛辣な解釈になってますねこれ笑笑

 

でも、これって東京なりの発破のかけ方だと思うんですよ。。。

オメェはここに、やりたい事、やるべき事をするために来てるんでしょと。

そんな環境の違いに文句言ってる暇無いだろうと。

だからこそ、地元を離れると決めた時の「決意」「夢」

この街で頑張るからこそ、実現ができるんだよ。

藤原さんはその意味がこもった、

「この街だけが知ってる忘れた夢の引き出し」を歌ってるんだと思います。

 

<僕の好きポイント>

(1)「何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ
    道路も線路も 繋がってるけど」

サビ前から拾ってきました!!!

この「道路も線路も繋がってるけど」を2行目に持ってきてるのが良いんですよね。

つまりは、「帰ろうと思えばいつでも帰れる」ってことなんですよ。

んじゃあ、その距離をわざわざ何のために越えてきたの???という問いかけ。

この「自分が東京に来た目的」を再確認させるようなこの一文が良いですよね。

 

②2番終わりまで

ここは、一番最初の部分に好きな部分が来てしまったので最初にそっちを語ります。

<僕の好きポイント>

(2)「あの頃いつも側に居た 嫌いな好きな その人達を
    今ほど大切に思えてましたか 」

これはマジのマジで共感できる!!!!という点がまず挙げられます。

どっちかというと、地元を離れた時に思い出すのは

地元の特徴よりは、そこに居た人達の方ですからねぇ。

そしてここでは、「嫌いな人も好きな人」も思う対象に含まれています。

実は、一緒に過ごした日々が過ぎ去ることで、好きな人達だけではなく嫌いな人の大切さにも気付けるんだよ。と。

これはBUMPで度々登場する「かけがえの無い皆と会える”今”」を失った現在から見える視点でもありますね。。。

 

さてここで、2番の歌詞に戻っていきます。

「人はどこに居ても その人のままだよ 

 離れた誰かも 離れた自分も 生きてるんだよ」

これは先ほどの歌詞に対する、藤原さんからのアンサーみたいなモノですかね。

自分も、地元の人達もちゃんと別々の場所で存在しているというコト。

ってことは自分は確かに「東京に存在している」コト、

つまりは、「東京の一員として生きてるんだよ」という考え方に行きつける・・?

それは、東京が新しい「居場所」であり、地元という「居場所」を離れた自分に対する

「この街だけが持ってるよ 帰れない君が居る場所を」 

というメッセージを裏付ける考え方になるかなと僕は感じました!!!

 

③Cメロ

「嘘が多いのは どこでもだろう
 星が見えたって どうせ飽きるだろう」

ここは「東京」からのメッセージではなく「自分」の頭の中のセリフですかね・・

結局、東京でも地元でも不平不満だけを探し続けてたら変わんねぇ。という自覚。

その後の、

「すれ違う中には似た理由で
 ここへ来た人も少なくないだろう」

は、自分と同じく目的や夢があって地元を離れてきた、いわば仲間やライバルも少なくないしなという事実。

だからこそ、いつまでも愚痴愚痴言ってる暇ないよな。と。

 

そしてそれはCメロ最後に続きます。

「何をしに来たんだっけ 誰が決めたんだっけ」

ここは自分への発破ですね。最初に「自分」が決めたことだろ!!!っていう。

そしてここで「自分」の結論部分に入ります。

「地面も空も 繋がってるんだよ 未来と過去も」

地元と東京が空間的に繋がってるように、

「自分が決意した、東京に夢を持った過去」と、

「自分がこれから過ごしていくことになる東京での未来」

そして「自分がこの答えに辿り着いた現在」は全部繋がってるんだよ。と。

だからこそ「現在」を頑張って過ごさないとな。という結論だと僕は思います!!!

 

④最後サビ

そして最後にまた、東京目線というか藤原さんの目線に戻ってきます。

「この街だけが知ってるよ 取り返した夢の その続きを」

「自分」が過去の決意や夢を再自覚したことによって、

東京での未来が始まったよ。という物語のエピローグ部分ですね。。。

次の、「この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を」。

これは、君の今の「居場所」は東京なんだよ。という再確認だと思います。

 

ラストに今までと違う歌詞が登場します。

「この街だけが知ってるよ 育った街への 帰り方を」

「地元に帰る」というここまで無かった選択肢がここで登場しました!!!

これは、「無くした居場所」に帰ることができるタイミングについて考えることにします。

無論、「夢や決意を実現した後」ですね。。。

つまりは「育った街への帰り方」はそのまま、

「自分の夢や決意の叶え方」になるわけです。。。

だからこそ、これから君が頑張る東京の中にあるよ。ということですね。。。

 

<最後に>

この歌の何が良いって終始、

藤原さんが優しいトーンで語り掛けるような響きなところなんですよね!!!!

カップリング曲、いや全曲の中でも藤原さんの優しさに強く励まされる人も少なくない曲だと思っています・・・!!!

ぜひ、お聴きください!!!めちゃくちゃ元気出ますよ笑笑

また、カップリングのアルバムである「present from you」は超絶名盤です!!!

ぜひ一緒に聴いてみてください!!!

 

👇シングルのカップリングはこちら👇

花の名 [ BUMP OF CHICKEN ]

価格:1,100円
(2020/9/5 21:25時点)
感想(16件)

 

👇アルバム「present from you」はこちら👇

present from you [ BUMP OF CHICKEN ]

価格:2,411円
(2020/9/5 21:27時点)
感想(37件)