歌好き侍のブログ

こんにちは!このブログは基本的にBUMP OF CHICKENの曲を楽しもう!というブログです。できるだけ長く続くよう頑張ります!

Gravity by BUMP OF CHICKEN ~裸足のメロディー歌うから~

今回はBUMP「Gravity」について語っていきます!!!

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ついに、待ちに待った新曲です!!! 

この曲は、映画「思い、思われ、降り、降られ」の主題歌となっています。

BUMP初の恋愛ジャンルの主題歌ですね・・・・・!!!

と、MVを見に行くと君との日々や別れの儚さマシマシで温度差くらってました笑笑

それでは早速、曲紹介に参りましょう!!!

 

👇MVはこちらから👇

youtu.be

<歌詞>

(1番)

帰ろうとしない帰り道 いつもどおり

視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった

空を割る夕方のサイレン 給水塔の下 あれは蝙蝠

 

僕らは時計を見ないようにしていたけど

そんな風にして時間に気付いてしまうから

かき消すように喋ろうとして

なんだかやっぱり黙ってしまう

 

君の影の 君らしい揺れ方を

眺めているだけで 泣きそうになったよ

 

見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる

そんなの全て飛び越えて 子供のまま笑って

裸足のメロディー歌うから いつも今を許してしまう

笑顔のまま ずるいよな

 (2番)

いつの日か どっちかが遠くに行ったりして

会えなくなったりするのかな 今が嘘みたいに

じゃあまた会えた時 今みたいに

黙ったままで側にいられるのかな

 

大人っぽく振る舞ったり 尖ってみせたり

刺さった時に誤魔化して 変な感じになったり

そういうの まとめて愛せるくらいに

僕らは僕らを信じられていた

 

わりと同時に くしゃみしちゃうのが

面白かったよ 泣きそうになったよ

 

今日が明日 昨日になって 誰かが忘れたって

今君がここにいる事を 僕は忘れないから

見えない涙拭って 謝るように笑って

触ったら消えてしまいそうな 細い指の冷たさが

火傷みたいに残っている

 (最後サビ)

見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる

せーので全て飛び越えて 僕らのまま笑って

裸足のメロディー歌うから そして一緒に手を振るんだよ

笑顔のまま またねって

 

雨でも晴れでも 空のない世界でも

また明日 明日が ちゃんときますように

一緒じゃなくても 一人だったとしても

また明日の中に 君がいますように

 

恋愛映画の主題歌だから、「新世界」よりのストレートな愛を伝えてくると思いきや、別れを意識させるような曲にしてくるとは・・・・!!!! 

そういや映画「ふり、ふら」でも恋愛の葛藤や切なさがピックアップされていたので、そこに刺さるようになっているんですかね・・・・

ED曲中のED曲ですよこれ・・・!!!

それでは、語っていきましょう!!!

 

①1番終わりまで

「帰ろうとしない帰り道 いつもどおり

視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった」

来ました!!!開幕から「藤原基夫構文」!!!

(「藤原基夫構文」ー「(A)じゃない(Aの逆)」という文。

例は「忘れられない忘れ物(月虹)」、「痛まないけど治らない傷(アリア)」)

いやぁ、やっぱり僕はこの表現法が凄い好きなんですよねぇ。。。。。

そして歌詞の方は、

いつも、帰り道は君と過ごせる時間であることが分かりますね。

だからこそ、帰る時間自体をずっと過ごしたいという気持ちが表れます。

 

そして次の「視界の隅っこ~」は、

君を見ていないということ、ここでは帰り道を君と歩いていることから

君と同じ方向を向いて進んでいると解釈しました。

これは帰り道だけではなく、君と一緒に生きていること、

つまりは同じ未来へ進んでいることが表現されていると思います。。。

また、視界の隅っこで見るという事は歩きながら横眼を使っているわけですから、君のこと意識しまくってますね。

そして、その時の君の様子を鼻をすする音で表現しているので、ここでは会話は無い状態なのかな。と感じました。

聴覚で君を表現する際に、まず「声」が最大特徴となるはずなので・・・

 

「空を割る夕方のサイレン 給水塔の下 あれは蝙蝠」

「夕方のサイレン」、つまりお別れの時間に近いことが分かります。

また、「空を割る」という表現は、世界を割るようなインパクトの他に、「君」と「僕」の距離も分かつモノであるという意味を持たせているのかな・・

そして「給水塔」「蝙蝠」・・・・・・なぜ??・・・・

 

まず、給水塔は「重力」を使って水圧を与える仕組みを持っています。

そしてそれは、給水塔の上から下に向かって作用しています。

つまり給水塔の下は、「重力」というルールに従っているわけです。

そしてこの場面では、空からの「チャイム」という時間のルールと直面します。

 

ソース画像を表示

そして、「蝙蝠」の特徴として天井に逆さまに止まる性質が挙げられます。

これは地球のルールである「重力」に逆らっていますね。。。

そして、僕らの気持ちも「お別れしたくない」という時間のルールに抗う気持ちであふれています。

この共通性から、このフレーズになったのではないのかなと推理しました。

 

また、蝙蝠は超音波を使って意思疎通をするという性質があります。

つまりは言葉を使わずともお互いの意思が分かるんです。。。

これも「僕」と「君」の関係性としての意味を含んでいると思います。

 

 

「僕らは時計を見ないようにしていたけど

 そんな風にして時間に気付いてしまうから」

お互いに時間という最大の障壁を意識しないようにしていますが、チャイムによって気づかされてしまう・・・

「かき消すように喋ろうとして なんだかやっぱり黙ってしまう」

頭に「お別れ」が浮かんでしまい、それを意識の外に追い出したい。

けれど適格な一言が浮かばないまま、また静寂に戻る。。。

 

 

 「君の影の 君らしい揺れ方を

 眺めているだけで 泣きそうになったよ」

ここはマジで凄いです。。。。「影」が着目点かぁ・・・・

ここまで、「君本体」の様子に言及していないんですよね。。。

多分、君の周りのことからだけでも君のことが分かる。という関係を表現するためかな。と感じました・・・!!!

そして「君の影」から伝わる「安心」や「別れの不安」が入り混じった思いを実感し、泣きそうな気持ちになる。。。。

 

サビに入ります。

「見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる

 今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる」

今の別れの場面で浮かんだ色んな言葉たちを、繋げたとしても自分の本当に伝えたい気持ちからは遠ざかってしまう。

伝えたい想いは単純なモノで、それ以外は本当に必要ではないから。

だからこそその想いは、外に出すか出さないかの胸の中で声を上げる。

 

「そんなの全て飛び越えて 子供のまま笑って

 裸足のメロディー歌うから いつも今を許してしまう」

そういう葛藤を飛び越えて、君が子供のように純粋に笑う。

ここで君の表情がやっと登場しましたね。。。

また、メロディーは藤原さんにとって、

他人に自分を伝える手段であると考えられるので、

「裸足のメロディー」は「何も取り繕っていない君の気持ち」ですかね。。。

それが「僕」に伝わるからこそ、

「君とお別れしないといけない今」をいつも許してしまうのかなぁ。

 

「笑顔のまま ずるいよな」

「僕」も笑顔でその時間を受け入れざるを得ない・・・

いやぁ、そりゃ君以外のコトから君が分かるんだから、こんな直接的な表情に言われたら受け入れざるを得ないよなぁ・・・ずるいなあ・・・

というか、「ずるいよな」って言葉選びがずるいわ!!!

 

②2番終わりまで

「いつの日か どっちかが遠くに行ったりして

 会えなくなったりするのかな 今が嘘みたいに」

ここで一時的ではなく、長い別れについての不安が起こります。

 

「じゃあまた会えた時 今みたいに

 黙ったままで側にいられるのかな」

ここが本当に重要部分ですね。。。

別れた後に再会しても、「今の君」とその未来を過ごせるのか。というコト。

この黙ったままお互いが分かる関係性は今しか無いのではないか。。。。

そしてそれは、毎回のお別れにも少なからず感じているモノだと思います。

 

「大人っぽく振る舞ったり 尖ってみせたり

 刺さった時に誤魔化して 変な感じになったり」

「僕」がどれほど違う振る舞いをしても、「僕」の根冠は変わりません。

それは「君」が当然理解しているはず。

けれど、その振る舞いで「君」を傷つけてしまった時の、その後のギクシャク。

お互いを理解しているからこその、「距離感のくずれ」ですかね。

 

「そういうの まとめて愛せるくらいに

 僕らは僕らを信じられていた」

けれど、そういった時間も「僕ら」は愛していたというコト。

その信頼関係の深さが表現されています。

 

「わりと同時に くしゃみしちゃうのが

 面白かったよ 泣きそうになったよ」

そして、くしゃみという偶然が重なった瞬間。

それは「僕ら」はやっぱり通じ合っているのかなという面白さ。

しかし、別れが来たらこの通じ合う関係が無くなってしまうのかな。

という不安にも直面することにもなり、泣きそうにもなる。

この「今」の幸せと共に、「未来」の不安を感じ取る所もBUMPらしさですね。

永久に変わらないモノなんて存在しないわけですから。

 

サビに入ります。

「今日が明日 昨日になって 誰かが忘れたって

 今君がここにいる事を 僕は忘れないから」

ここは「僕」の信念というか決意の部分ですね。

「今」が「過去」になることは確定事項で、誰かに忘れられるのも避けられない。

そういう「事実」に立ち向かう程の強い気持ちがここで歌われていると思います。

 

「見えない涙拭って 謝るように笑って

 触ったら消えてしまいそうな 細い指の冷たさが

 火傷みたいに残っている」

「見えない涙」、「謝るように笑う」と「藤原基夫構文」連打です笑

見えない涙、それは心の中だけで泣いて、外には隠すような悲しみ。

また、そんな自分を詫びるような悲しげな笑顔。

そして、「細い指の冷たさ」という儚く脆いような存在。

しかし、そんな「君?」の姿が火傷のように強烈に「僕」に刻まれるということ。

この「君」の儚く、しかし力強い表現という技法が、BUMPの強力な感情描写を形づくっているんでしょうね。。。。

ここはとても迷いました。。。まだまだ解釈の余地がありそうです。。。

 

③最後サビ

「せーので全て飛び越えて 僕らのまま笑って

 裸足のメロディー歌うから そして一緒に手を振るんだよ

 笑顔のまま またねって」

まず、「一緒に」って意味で「せーの」を使ってくる藤原さんよ・・・

一緒に理屈で出した言葉や概念、別れの気持ちすらも

「僕らが変わらないまま」笑って飛び越える。

そしてここで「裸足のメロディー」、

飾らない気持ちを「僕」からも歌うことを宣言します。。

ここはかなりストレートな気持ちですね。。。。

 

最後は、笑顔のまま「またね」と手を振って別れる。

「君と別れる今」を全力で、後悔すら残さないように。

まず、ここまでを通して「僕」は「別れ」に対する不安を、日常の中で何度も感じ取ってきました。

特に「別れた後」は「僕」の力は絶対に及ばず、「今の君」ともう二度と会えないかもしれないという恐怖すら覚えているはずです。

その不安や恐怖の上で「またね」という言葉を選んだこと。

この「僕」の覚悟が詰まった言葉が、歌詞中で一番好きです。

 

最後の部分は順番を変えて語ります。

「一緒じゃなくても 一人だったとしても

 また明日の中に 君がいますように」

君と別れた後、たとえ「僕」が一緒に過ごせる未来ではなくても、

「君」が日常を過ごせますようにという願い。

この「君」を想う気持ちの極限状態に到達します。

「グッドラック」での「君の生きる明日が好き」などですね。。。

BUMPのこの表現は、特に色々な気持ちと対面して到達する結論部分としての、この言葉は重みが違いますね・・・・!!!

 

「雨でも晴れでも 空のない世界でも

 また明日 明日が ちゃんときますように」

どんな時でも、

たとえ離れていても共有することができる「空」さえ失ってしまっても

君」が過ごす明日が来て欲しいという願いですね。

ここが「Gravity」の最終結論ですかね。。。。

それは離れていても「僕」の「君」への想いが変わらないという決意、

離れるからこそ「君」の平穏を願うという気持ちに辿り着きました・・・!!!

 

<まとめ>

ソース画像を表示

「Gravity」、「重力」は相手を引き寄せ、引き寄せられる目に見えない力です。

それは物体同士、互いに作用し合います。

そして、ここでの「僕」と「君」も、「目に見えない部分」でお互いを理解でき、お互いが通じ合っている、いわば重力を持つ物体同士のような関係です。

しかし「重力」は、互いの力が及ばない距離まで離れるとその影響はほぼゼロになり、今まで重力を受けていたことも忘れて、運動するようになります。

「僕ら」はこういう「離れた後に変わる関係性」を恐れていたのかな。と。

しかし、最後はその法則を受け止めて、それでも離れた君が未来を過ごしてほしいというメッセージに到達できたこと。

この解釈で、とりあえず自分は結論としました。。。

 

<最後に>

いやあ、久々の新曲でしたね!!!感動のまま永遠とリピートしてます笑

今回は、「君」「未来や過去の自分」という解釈を考えずに語りました。。

当然、その解釈が少なくとも一つ残されているはずです。

僕もこれから、他の人の感想や考察にたくさん触れていきたいと思います!!

この記事が「Gravity」を考える上で、考えの一つになることができれば幸いです。

 

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