歌好き侍のブログ

こんにちは!このブログは基本的にBUMP OF CHICKENの曲を楽しもう!というブログです。できるだけ長く続くよう頑張ります!

pinkie by BUMP OF CHICKEN ~未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えててほしい~

今回はBUMP「pinkie」について語っていきます!!!

ソース画像を表示

この曲はシングル「HAPPY」のカップリング曲として収録された曲です。

フジテレビ「1924」のテーマソングでもあり、

「桜」をイメージした曲となっています。

(pinkieは英語で「小指」ですが、スペルの中に桜の色である「pink」があります)

この曲は数あるカップリング曲の名曲達でも根強い人気を誇る一曲だと思います。

それでは歌紹介から行きましょう!!!

 

(注)この曲はMVが無くYoutubeなどで公開されていないです。

<歌詞>

(1番)

未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい

 

心の始まりは強すぎて 言葉じゃ間に合わなくて

足りないからどんどん足すから 弱くなって終わりにした

繰り返すこと疑わずに 無くす事を恐れずに

自分のじゃない物語の はじっこに隠れて笑った

 

そうしなきゃどうにも 息ができなかった

たいして好きでもない でも繋いだ毎日

 

あなたのためとは言えないけど

あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい

(2番)

約束は誰かと作るもので 誰かが頑張り屋で

追い付けなくて離れて 自分だけがまだ持ってる

明日に望まなくなったのは 今日がその答えだから

諦めて全部受け入れて でもはじっこに隠して持ってる

 

滲んでも消えない 一人見た桜

眠りの入り口で 手を繋いで見てる

 

変われなくて いつも戸惑うけど

誰か一人が認めてくれたら もうそれでいい

(Cメロ)

過去からの声は何も知らないから

勝手な事ばかり それは解ってる

未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい

 

心の始まりは脆すぎて 言葉には嫌われて

何をどうしたって手遅れで 砕け散って終わりにした

 

終わりにしたら始まって 言葉も心も超えて

ささやかな響きになって さよならの向こうへ

(最後サビ)

変われなくて いつも戸惑うけど

誰か一人が笑ってくれたら 僕はこれがいい

あなたのためとは言えないけど

あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい

 

未来のあなたが笑ってないなら 歌いかける今に気づいて欲しい

未来の私を思い出せたら あなたとの今を忘れなくていい

 桜 に対する画像結果

「桜」をテーマにした曲ですが、

歌詞中には「桜」は一回しか登場しないんですよねぇ。。。

この世界観もpinkieの特徴だと思います。。。

というか、この曲は解釈上BUMPの中でも魔曲なのでは・・・・・

それでは語っていきましょう!!!

 

①1番終わりまで

「未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい」

穏やかな曲調から始まる1番。この曲の「私」の最初のメッセージと言える部分。

 

まず、この「あなた」を大切な誰かという視点で見ると、

「あなた」の記憶の中では「笑っている私」でいたいという願い。

それは、「あなた」に思われたい理想の「私」であり、

「未来のあなたに心配をかけたくない」という思いやりもあり、

だからこそ、「あなたと過ごす今」を輝かせたい。という気持ちであると感じました。

 

次に、「あなた」を「未来の自分」という視点で見ると、

「未来のあなた」が笑えない日々を過ごしているとしても、

ちゃんと現在の私が今を生きていたから、その日々があるんだよ。

という、励ましに近いメッセージに化けます。恐ろしい・・・・・

Cメロを先に見ると、「未来の私」に向けた形が同じになっている歌詞が登場するので、こっちの方が可能性は高そうかな・・・???

 

「心の始まりは強すぎて 言葉じゃ間に合わなくて

 足りないからどんどん足すから 弱くなって終わりにした」

「心の始まり」というのは「自分の夢とかへの憧れ」ですかね・・・

それは「自分」に比べると身に余る、輝きが「強すぎるモノ」。

最初は言葉(理屈)をどんどん重ねていって、それを目指すけど、

いつの日にか、憧れに近づけない自分に失望していき思いも弱くなっていく。

ここは憧れへの挫折部分を歌っていると思います。。。

 

その次の、 

「繰り返すこと疑わずに 無くす事を恐れずに

 自分のじゃない物語の はじっこに隠れて笑った」

ココも、憧れへの挫折部分でしょう。。

自分が主役ではない日々(物語)のはじっこに居る生活を繰り返す・・・・

それは何も無くす事もないノーリスクな日々・・・

そんな場所にいる自分を嘲笑するような「にが笑い」を歌っていると思います。

 

「そうしなきゃどうにも 息ができなかった

 たいして好きでもない でも繋いだ毎日」

でも、そうでもしないと「自分」と「憧れ」の乖離には耐えられないんだよ。と。

そんな日々は自分から望んで過ごしてるわけでは無いんです。。。

しかし、最後の「でも繋いだ毎日」からはプラスの意味合いも受け取れます。

そんな日々でも「自分」はちゃんと過ごしてきたんだよという「事実」。

逃げて隠れている中でも日常を積み重ねてきた、という藤原さんからのエールに近いメッセージだと感じました・・・!!!

 

<僕の好きポイント>

「あなたのためとは言えないけど

 あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい」

サビのこの言葉はまさに、「藤原さんの表現」ですね。。。

この歌はあなただけのために作ったわけじゃないけど、

あなたに届いてくれたら俺は満足だよ。と。

BUMPの音楽ってのは、聴く人1人1人に向き合うような曲と奏で方なんですよね。

ライブ「aurora ark」で藤原さんが発したメッセージ

「大勢の一人だからって気ぃ抜いてんじゃねえぞ!!!

 俺は”お前”に向けて歌ってんだ!!!」という熱い叫び。

(はい。大阪2日目の参加者です笑、、記憶正しいか・・・・??)

この自分たちリスナー1人1人に向き合ってくれる、

彼らの魂が表れたここの歌詞は大好きですね。。。

 

②2番終わりまで

「約束は誰かと作るもので 誰かが頑張り屋で

 追い付けなくて離れて 自分だけがまだ持ってる」

さて、間奏を終え伴奏が豪華になり始めてきます。。

ここでは「約束」というワードが登場します。

あれ?約束って小指同士、つまりpinkie同士でするイメージあるぞ・・??

指切りげんまーん、嘘ついたら針千本ってね。。。

 ソース画像を表示

実際、ここでは「約束」というお互い対等な立場で結ぶモノが

自分より他の誰かの頑張りに勝てなくて、

気が付けば、相手とはもう対等と思うこともできなくなってしまう。

ここは1番と大雑把なメッセージは同系統な感じですかね。

「自分」「理想」が乖離してしまう「現実」

そして、「自分だけがまだ持ってる」という歌詞。

この挫折体験って、自分の中に強烈に残り続けるんですよね。。

だからこそ、「約束」が終わった後も「できなかった事実」が自分の中に大きく立ちはだかる存在となる。。。。

 

「明日に望まなくなったのは 今日がその答えだから

 諦めて全部受け入れて でもはじっこに隠して持ってる」

そういう出来なかった「自分」を見てきたからこそ

「明日」、つまり「未来」に期待できなくなってしまう。

自分の「今日の過ごし方」が証明しちゃってるよね。と。

 

そして、その事実は今現在、諦めて全部受け入れている。

いつもの脇役ポジション、はじっこに移動します。。。

その後悔は中心に位置している活躍してる奴には見せられないから、隠して持つことになると・・・・

 

<僕の好きポイント>

「滲んでも消えない 一人見た桜

 眠りの入り口で 手を繋いで見てる」

まず、ライブverでも通常verでもココのリズム感がすごく好き。

「にーじんでもきーえない」、「ねーむりのいーりーぐちで」での始め方と、「手を繋いでみてる」の盛り上がり方が最高ですね。。。

ここは、歌詞中で唯一「桜」が登場する場面です。

この桜は、1番で登場した「自分の憧れ」であると僕は解釈します!!!

記憶の中の憧れへの輝きは色焦ることは無いし、消えることもない。

そしてそれは、「眠る前(ベッドで寝るために目を閉じてる時とかですね)」、つまりは「眠りの入り口」であの頃の自分と一緒に思い出す。

だから、「あの頃の自分」と「手を繋いで見てる」ということかな。。。

 

けれど「桜」は当然、春以外には枯れることになります。

ということは輝いているのは、あくまで記憶の中だけで、

本当は「今の自分」にとってその時の憧れはとっくに「枯れたモノ」になっているという暗示がされているのか・・・・・??

深読みかなぁこれは・・・・・

 

③Cメロ

<僕の好きポイント>

はい。いきなり来てしまいました・・・笑笑

「過去からの声は何も知らないから

 勝手な事ばかり それは解ってる」

ここはマジで共感できるんですよね。。。。。

「過去の自分」は無責任に未来、つまり「今の自分」に期待とか理想を押し付けがちだけど、今の自分の事を何も知らねぇだろうがって。

 

そして、ここではまた「未来の自分」に対するメッセージが入ります。

「未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい」

やっぱり、「未来のあなた」=「未来の私」なのかなあと。

ここでは、「過去から今の自分」に対する見方が勝手なように、「今から未来の自分」に対するメッセージも「未来の自分」からしたら勝手だという前提で、

それでも「未来のあなた(自分)」は「今の自分」があったこと、「未来に憧れた自分」がいたという事実が「未来のあなた」を作ってるんだよ。というメッセージですかね。。

 

「心の始まりは脆すぎて 言葉には嫌われて

 何をどうしたって手遅れで 砕け散って終わりにした」

ここでの「心の始まり」は「挫折からの再起」ですかね。。。

それはとても弱いし、これまではじっこで生きてきた自分には手遅れで為す術が無い。

だから、当時の憧れ自体が砕け散って終わってしまう。。

 

「終わりにしたら始まって 言葉も心も超えて

 ささやかな響きになって さよならの向こうへ」

けれど、今まで自分を縛り付けていたのも、その心の中で肥大化した果たせなかった約束や憧れです。

だからこそ、「今の自分」は憧れへの後悔やウダウダした執着にも、さよならができるようになります。

この「今の自分」の本当の意味での「立ち直り」がこのCメロのテーマなんじゃないかなぁと僕は感じました!!!

 

④最後サビ

「変われなくて いつも戸惑うけど

 誰か一人が笑ってくれたら 僕はこれがいい」

はじっこに居る自分がいきなり中心人物にはなれないこと。

やはり、自分が変わるのは難しいということ。

けれど、はじっこで生きる自分にも誰かを笑顔に出来たら、

それは自分が少しだけでも前に進めるという事。

この自分に言い聞かせるような、再び前を向く自分の言葉。

Cメロまでの考えを踏まえたサビの導入だと思います。。。

 

「あなたのためとは言えないけど

 あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい」

それは「未来の自分」のためとは言えないけれど、

「未来の自分」が自分の再起を分かっていてくれたら(聴いてくれたら)、自分はそれで前に進む自信や根拠になるんだよ。という事ですかね。

 

そして最後の、

「未来のあなたが笑ってないなら 歌いかける今に気づいて欲しい」は、

もしも「未来の自分」が笑えてないなら、「今の自分」の再起(歌いかける今)に気づいて、「未来の自分」が前に進めるようになるきっかけになって欲しい。

という、「今の自分」なりのファイトエールかなと思います。。。

 

そして、この最後の歌詞でこの曲は幕を閉じます。

「未来の私を思い出せたら あなたとの今を忘れなくていい」

これは、「未来の自分」が「今の自分」と共にあることを自覚できているなら、逆に「未来の自分」を形作る「今の自分」をしっかりと過ごして生きれるよ。

という結論なのかなと僕は思いました。。。。

 

<最後に>

結局のところ「pinkie」は「今の自分」と「未来の自分」の約束の歌。

その中での「今の自分の再起」が歌われているのではないでしょうか。

え・・・?これ最難関クラスの歌詞の難しさでは・・・・???

考えれば考えるほど沼にハマっていきますね・・・・・

ぜひ、他の人の考えも聞きたいです。。。。

また、ライブ「pathfinder」での「pinkie」の演奏はかなりのファンに、この曲の良さを再認識させたきっかけなのかなと思っています。

機会があればぜひ見て欲しいです!!!

 

👇カップリングでの収録はこちら👇

HAPPY [ BUMP OF CHICKEN ]

価格:1,019円
(2020/9/6 23:13時点)
感想(26件)

👇ライブ「pathfinder」はこちらから👇

BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER SAITAMA SUPER ARENA(通常盤) [ BUMP OF CHICKEN ]

価格:4,776円
(2020/9/6 23:14時点)
感想(0件)