歌好き侍のブログ

こんにちは!このブログは基本的にBUMP OF CHICKENの曲を楽しもう!というブログです。できるだけ長く続くよう頑張ります!

66号線 by BUMP OF CHICKEN ~音符を繋いで盾をつくろう~

さてさて、今回は「BUMP」「66号線」について語っていきたいと思います!!!

まず、この曲はアルバム「COSMONAUT」に収録された曲です。

シングル曲ではなく、このアルバムでしか登場する機会もないので、先に紹介した2曲よりは知名度は低くなっていると思います。。。。

んじゃあ、なんでこのタイミングで採り上げたの?と言われると・・・・・

僕がこの曲をすっげぇ好きだからなんですよ笑笑笑

この曲にはそれだけ魅力があると思うので、

それを余すことなく伝えられればいいなぁと思います!

それでは、歌詞の紹介からいきましょう!!

 

(注)この曲は、公式音源がアルバムにしか収録されていないです・・・・

<歌詞>

(1番)

聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは
愛されたくて 必死だから
申し訳ない事だけど どうする事も出来ません
あなたが聞けという横で 僕はこれを書いてる

66号線の途中 蓋を開けちゃって ごめんね
ああ だけどおかげで やっと見付けた
僕の知らない記憶に襲われて 泣いちゃった大切な人
近くにいられて 嬉しかった

肩に溢してくれた 涙で出来た 音符を繋いで 盾を作ろう

声を無くしたら僕じゃなくなる それでも好きだと言ってくれますか
ただ一言だけ褒めてください それだけで全てを信じる
(2番)
こいつにはなんにも敵わないなって 笑いながらさ
実は結構 傷付くんだぜ
勝負なんかしたくない 本当に嫌われるの恐い
あなたが笑うのなら なんだって歌う


いつか教えてくれた 言葉で出来た 音符を鍛えて 剣にしたよ

 

僕を無くしてもあなたでいられる それでも離れずいてくれますか
ただその掌で撫でてください それだけで心を守れる
(Cメロ)
ワクワクだとかドキドキだとか あなたとしか分けられない様に
出会う前から育った 会いたかった
(最後サビ)
僕にだってきっとあなたを救える 今でも好きだと言ってくれますか
あなたを無くしても僕は生きていく それでも信じていてくれますか

ただこの事だけ疑わないでね それだけで声が出せたんだ
立てたんだ 歌えたんだ

聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは
役立ちたくて 必死だから
僕が見付けるまで生きてくれて 見付けてくれて ありがとう
あなたが選んだ世界に こんな唄が出来たよ

 

この曲は、

BUMPのプロデューサーであるMORさんに向けて書いた曲と言われています。

が、その歌詞はそれだけではなく万人に共感できる内容になってます。

落ち着いたメロディーから放たれる言葉の数々と気持ち。

「僕」と「あなた」の関係性を描いたこの曲、早速語っていきましょう・・!!

 

①1番終了まで

まず、歌いだしはギター1本と藤原さんの歌声だけで始まります。

「聞かなきゃいけない話が全く頭に入らないのは 愛されたくて必死だから」

開幕から、すっげぇ表現を・・・・・

愛されたくて「必死」という自分の気持ちを、

「聞かなきゃいけない話が全く頭に入らない」っていう感覚で伝えてくるとは・・

ここら辺の表現が藤原さんの真骨頂なんじゃないかな、と。

「気持ち」を「感覚」に落とし込んで、

 聞き手を引き込こんでいく歌詞。

こういう「共感」にやられたBUMPのリスナーさんが大勢いると思います笑

 

後は「知らない記憶」ってのも凄い表現ですね。。。

「記憶」っていう「覚えてる覚えてない」自分次第のモノを、

「知ってる知らない」という自分が介在できないような言葉選びで、

「僕と出会う前のあなたの出来事」を表現してしまうなんて・・・

こういう表現も、藤原さんならではの言葉だと思います。。

 

 

<僕の好きポイント>

(1)「声を無くしたら僕じゃなくなる それでも好きだと言ってくれますか」

ここは、ホントに藤原さんならではの表現だと思います。。。

「声を無くしたら」、つまり「自分」を構成する最大の要素を失うこと。そして、「あなた」が「自分」を好きでいてくれる最大に近い理由を失うこと。

声が無くなるってことは、それほどまでに重大なことなんですよ・・・!!!

そして、「それでも好きだと言ってくれますか」と問いかける・・

まじか。。。すっげえ問いかけだよこりゃぁ・・・・

 

んで、その後追撃して来るんですよねぇ。

「ただ一言だけ褒めてください それだけで全てを信じる」

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いや、ズルッ!!!!反則だろこれ!!!!

あんだけ、自分の最大要素が消えたらどうします?って質問してきて、

でも、自分は変わらずあなたを全信頼し続けますよ。って!!!

んな、「あなた」への気持ちが溢れるこの場面、当然好きになるでしょ。。。。

 

②2番終わりまで

1番の導入とはうって変わって、2番はバンド全体の演奏で開幕します。

まずは最初の、

「こいつにはなんにも敵わないなって笑いながらさ 実は結構 傷付くんだぜ」

こういう時って大体、心の中で言われた側、言った側、比較された側の全員が傷ついてるんですよね笑

言った側は「相手に敵わない自分」を認めなきゃいけない。

比較された側は「俺、低く見られてんだなぁ」っていうショックを受ける。

言われた側は「敵わない」っていうレッテルを勝手に張られて、

結局それは言った側に勝手に距離をつくられて、「理解」してもらえなくなる。

 

そうなるとやっぱり「勝負は怖いし、嫌われるのも怖い」ってなっちゃうんですよね。

「比較されること」ってやっぱり辛いし、

それが好きな人や大切な人だったらなおさらです。。。

それでも次には「あなたが笑うのなら なんだって歌う」って言う・・・

これも1番同様、反則技ですよ全く笑笑

 

<僕の好きポイント>

(2)「いつか教えてくれた 言葉で出来た 音符を鍛えて 剣にしたよ」

 いや、まず歌い方から好きなんですよね。。サビ前の盛り上がり。。。

1番での音符場面も好きなのでここでまとめて語ることにしました笑笑

ソース画像を表示

まず「音符」っていわば、

藤原さんと他の人を「繋ぐもの」だと思うんですよね。。

それが涙だったり、言葉だったりという方法で形成される。

 

そして音符でつくるのが盾と剣・・・?戦うの・・?という疑問が生まれます。

 ソース画像を表示

確かに、気持ちを伝えるためとかなら「手紙」とか「花」とか渡せる系ですよね・・・

でも盾と剣にも、ちゃんとしたイメージはあるんですよ・・・

そう、「冒険」です!!!

「あなた」と一緒にこれから冒険するためにつくった盾と剣。

それは困難を乗り越えるためにあるものなんですよね。

おそらく、この歌詞は色々と解釈がありそうですが、

僕はこの視点からこの歌詞を見て勝手に感動しています笑笑

 

<Cメロ>

ここは演奏長めという感じなので、歌詞も一つです。

「ワクワクだとかドキドキだとか あなたとしか分けられない様に
 出会う前から育った 会いたかった」

ハイ出ました。超ストレートパンチ。

「あなたと一緒に居るために今まで生きてきたよ」ってことよ。。。。

しかもワクワク、ドキドキを「増やせない」じゃなくて「分けられない」って点も強力です・・・

別に一緒に居なくても量は変わらなくて独り占めも可能、みたいな言い方なんです。

にも拘わらず、「会いたかった」っていう一言が出てくる。

曲の盛り上がりと合わせて、ここはマジで最高です・・・!!!

 

<最後サビ>

さて、曲も最高潮。まず最初の盛り上がり方が好きなんですよね。

「僕にだって~」を静かに響かせた後に、「今でも~」でバンドサウンドと共に感情を爆発させるような歌い方!!!

また、曲最後では

「聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは
 役立ちたくて 必死だから」

と、最初のフレーズと同じような言葉が出てくるんですけど同じじゃないんです!!

一番では「愛されたくて」と、相手の状態とか都合に関係なく、「自分」が幸せになりたいから必死だった自分が。

今度は「あなた」のために、あなたが幸せになってほしいから「役立ちたい」となっている。

この心境の変化みたいなものがすっごい好きなんですよねぇ。。。

 

<僕の好きポイント>

(3)「あなたを無くしても僕は生きていく それでも信じていてくれますか」

いや、、、やっぱ急にぶち込んでくるよなぁと。。。

結局のところ、「あなた」が「僕」を、「僕」が「あなた」を無くした場合でも、

残された方の心臓は急に止まったりしないし、呼吸も止まらない・・・・

どんだけ相手のことが好きでも、体の機能までは一緒にはなれない・・・

藤原さんは、こういう「現実」を振りかざしてくるんですよね。。。

 

それでも、やっぱり「信じてくれますか」と言ってくるんですよ。

「覆せない現実はあるけれど、それでも僕が今まで言ったことは本当なんだよ」って。

そしてその後にすかさず追撃してくるんですよね。

「ただこの事だけ疑わないでね それだけで声が出せたんだ
 立てたんだ 歌えたんだ」

藤原さんにとっての「声を出すこと」、「歌うこと」って、

もはや「生きること」と同じようなデッカさじゃん・・・・・

「それだけは疑わないでね」って、反則でしょこれ!!

こういう気持ちを最後の場面に持ってくるから66号線はやめられん!!!

 

<最後に>

この曲はまず、聴いてほしい!!!!これに尽きる!!!

BUMPの優しさや想いの表現が詰まった名曲ですホントに。。。

やっぱりアルバム曲となると、みんなの感想とかは聞きにくくなってしまうんで、

語るチャンスってのも少なくなるんですよね。。。

この記事が、「66号線」を聴く良いきっかけになればなと思ってます。

違う解釈だとか感想もぜひぜひお待ちしております。

 

↓「66号線」は以下のアルバムに収録!!!

COSMONAUT [ BUMP OF CHICKEN ]

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感想(14件)